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2021.05.08

春の花⑩-ドウダン

今日は日差しもよくよい天気でした。

今回は道を歩いているとよくみかけるドウダンです。

庭に植えてらっしゃる方も多のではないでしょうか。

白い小さな花が鈴のように咲いています。スズランに似た花ですが正式にはドウダンツツジと言い、立派なツツジの仲間です。

名前は枝分かれしている様子が灯台の脚部と似ていたため、「トウダイ」から由来しているようです。

また「満天星」とも書くようです。

下から見上げると白い星が瞬いているようにもみえ納得してしまいます。

昔の人は本当に素敵な名前を考えるものですね。

2021.05.05

子供の日

GWも最終日になりました。

昨日ほどではないですがまずまずのお天気でした。

今年はどこにも出かけずでしたが、その分自宅でのんびりできたと思います。

子供の日、ということで当院向かいのホテルキャッスルでは毎年恒例の大きな鯉のぼりが元気に泳いでいます。

明日から平常運転で、また頑張っていきますのでよろしくお願いいたします。

2021.05.04

春の花⑨-ゴウダソウ(ルナリア、銀貨草)

 GWも折り返し地点をこえました。今日はいい天気で、日差しが暖かかったですね。

今回はゴウダソウです。

あまり聞き慣れない名前かもしれませんが実をみれば、「ああ、あれね。」と思う人もいるでしょう。

私も大判草の名前で認識しており、正式名称が他にあることを知りませんでした。

調べてみるとゴウダソウ(合田草)の他にギンセンソウ(銀扇草)、ギンカソウ(銀貨草)といった名前があるようで、後者二つは特徴的な実の外観からとられているようです。大判草はあまり載ってなく、俗称のようですね。

英語ではルナリアと呼ばれています。これも由来は実の外観が月に似ているからのようです。

ゴウダソウという名前は明治にフランスから日本に種子を持ち込んだ「合田清」さんに由来するようです。

花の形も似ているのでみてわかるかもしれませんがアブラナ科の植物です。

花は紫色の花弁が4枚並んでおり、茎の先端に密集しています。背も高く、東北地方では60-90cmほどになるようです。

その後楕円形の種が入った実ができます。種が落ちた後に隔壁だけが残りますがこれが銀というか金というかキラキラしていてきれいなんですよね。

たわわになるとシャラシャラと風になびいています。

とてもきれいで銀貨とか銀扇といった名前がつくのもうなずけます。

もともとはイタリアに自生していた植物で、フランスを経由して日本に入ってきたのですね。イタリアの景色によく似合いそうです。

残念ながら今回は花だけの紹介になりますが実がなったらまた写真を載せようと思いますので秋が楽しみです。

 

2021.05.03

春の花⑧-スミレ

 5月になりました。不安定な天気で雨が降ったり、太陽が見えたりしますね。

自宅の梅の木にはアブラムシが大量発生してしまいました。

最初は手で除去したり、牛乳をかけたりしていましたが追いつかず先日薬を買ってきました。

テントウムシなどの敵となる昆虫を持ってくるわけにもいきませんしね。悩ましいものです。

今回はスミレです。写真は当院の庭の西側に生えている樫の木の根本に咲いているものを見つけたものです。

3-5月頃に紫色の小さな紫色の花を咲かせるイメージがあります。

スミレも沢山の種類(150種類以上と言われているようです。)があって正式に同定するのは難しいですね。

当院に咲いているものも自信はないのですが、調べてみると「マルバスミレ」ではないかと思われます。

白色の花で唇弁には紫色のスジが目立ちます。

日本では本州、四国、九州に分布し、北限が青森、南限が屋久島まで存在するようです。

スミレの花は砂糖漬けにしたり、葉を天ぷらにしたりするようですが、これはどうなのでしょうね。

この後、種子がなりますが、種にはエライオソームと呼ばれる蟻などが好む成分が付着しており、これにより蟻などの生物に遠くまで運んでもらって増えていくようです。

生きていく工夫があって面白いですね。

種がなったら実際に見てみようと思います。

2021.04.29

春の花⑦-2タンポポ

GWがはじまりましたね。初日は雨でしたが皆さんどうすごされたでしょうか。

GWではありますが休日ではない明日、明後日は開院しておりますので何かありましたらご来院下さい。

先日のニホンタンポポとセイヨウタンポポの見分け方ですが、

花の下にある外総苞片が反り返っていないものがニホンタンポポ、反り返っているものがセイヨウタンポポです。

実際にみると一目瞭然です。

 

左がニホンタンポポ、右がセイヨウタンポポです。

花の下の部分が違うのがわかります。

道端でタンポポを見かけたときはちらっと気にして見てみてください。

タンポポといえば、英語で「dandelion」といいますね。

英語名を知ったのは、とある小説の主人公の仲間のコードネームがダンディ・ライオンだったのが最初でした。

非常に好きな小説でしたが、残念ながら作者が急逝されたので未完に終わってしまいました・・・

さておき、この語源について最近知ったのですが、とても驚きました。

てっきり花がライオンのたてがみに似てるからかな、とぼんやり思っていたのですが

フランス語の「dent de lion(ライオンの歯)」が由来だったのです。

しかも葉っぱがギザギザしていてライオンの牙に似ているからとのこと。

知らないことはたくさんあるな、と改めて思いしらされました。

これからも医学はもちろん、それ以外のこともいろいろ勉強していきたいと思います。

2021.04.28

春の花⑦-1タンポポ

 山形市からコールセンターでの予約開始日の連絡が葉書で配送された方も多いと思います。

当院では原則かかりつけの方(診察券をお持ちの方)とその家族のみ、予約方法はコールセンターでの電話のみの予約としておりますので、よろしくお願いいたします。

いよいよ5月になろうとしています。公園でも様々な花が咲いています。

今回は小さい黄色い花、タンポポについてです。

日本全国あちこちでよくみかけますし、当院の庭にも咲いております。

タンポポというと春に咲くイメージがあるのですが、よくよく考えてみると春以外もみかける時があります。

なぜなのでしょう?

これは在来種「ニホンタンポポ」と外来種「セイヨウタンポポ」の違いがあるようです。

タンポポは菊科の植物で、昔から日本で親しまれている花です。

違いはかなりあるようで

まとめると

繁殖方法:ニホンタンポポ;他家受粉なので昆虫などがいないと種をつくれない。

     セイヨウタンポポ;受粉をせずに繁殖できる。

開花時期:ニホンタンポポ;春のみ

     セイヨウタンポポ;1年中

種子:ニホンタンポポ;数が少なく、重いので飛びにくい

   セイヨウタンポポ;数が多く、軽いので飛びやすい

といったものです。

圧倒的にニホンタンポポのほうが繁殖しにくそうですね。

ニホンタンポポも地方によって6種類ほどあるようですが、最近ではニホンタンポポはだいぶ少なくなってきているようです。

春以外に咲いているタンポポはセイヨウタンポポということなんですね。

当院のタンポポはどうかというと

セイヨウタンポポもいますが、ニホンタンポポも存在していました。

大事にしていきたいものです。

どこが違うかはまた後日説明しますね。

2021.04.25

春の花⑥

4月も終わりに近づきもう少しでGWになろうとしています。

残念ながら今年も外出はひかえなければならないようですが、現状を考えると仕方ないのでしょうね。

山形市も5月26日から開業医での接種が始まる予定です。

当院は原則コールセンターでの予約をとっていただく形にしておりますので予約が始まった場合にはまずコールセンターへお電話していただければたすかります。

さて、当院の庭もかなり賑やかになってきました。

今回御紹介するのはシャクナゲです。

シャクナゲも日本に広く分布する春の代表的な花であちこちでシャクナゲ祭りなども開かれています。

高山でも豪華な花を咲かせて目立ちますので登山をする人にもお馴染みかもしれませんね。

もともとは高山地帯に育つ植物でなかなか目にすることができないことから、手の届かない「高嶺の花」と表現されます。

ツツジ科ツツジ属ということでツツジの仲間です。

白や赤系統の花が多く、当院のものも中間のピンクで優しい感じがします。

漢字では「石楠花」、もしくは「石南花」と書きます。石の間に生え、南を好むことからつけられたという説や、中国にある「石南」と同一とされてしまったため、という説があります。

庭に生えている状態では「石」のイメージはないかもしれませんが、山の上で岩と岩の間に根をはってしっかりと体をささえ、可憐な花を咲かせる姿をみると「石」という字がつくのは納得してしまいます。

植物の力強さが感じられる名前です。

一方では有毒植物という側面もあり、葉にグラヤノトキシンなどの痙攣毒をもち、食べると吐き気や下痢、呼吸困難を起こすようです。

前述した「石南」は漢方で使用される植物ですので間違えると大変なことになるようです。

気をつけましょうね。

2021.04.18

春の花⑤

この週末は天気がとても荒れています。今日も風が非常に強く木々が倒れそうなくらいです。

山形市では65歳以上の方にコロナウイルスのワクチン接種の予診票が配られました。

市のコールセンターも設置され、しだいにワクチン接種にむけて体制が整いつつあります。

我々も接種に関する動画などを見て準備を進めています。

ワクチンについて期待が高まる一方で不安に思われる方もいらっしゃいます。

接種された先生達にお話をきくと1回目は少し腫れる程度で収まるようですが、2回目の接種の時は発熱、倦怠感がかなりの確率で認められるようです。

しかしながら3日位で収まるようで、その後は全く問題ないようですので、必要以上におそれることはないのかもしれません。

さて、今回の花ですが、水仙です。

街角でもよくみかけるメジャーな花で、黄色い花をみせてくれています。

当院の庭には生えていないと思っていましたが西側に咲いていました。

調べてみるとヒガンバナ科ということでした。

あの赤い花とイメージが結びつかなく、驚きでした。

6枚のはなびらがあるように見えますが外側の3枚は萼で実は花弁は3枚しかないようです。

これも毒性があり、葉がニラと似ているので間違えてたべてしまって中毒になる、というのはわりと耳にする話かもしれません。

スイセンは鱗茎がありますので、根ごと引き抜けば見分けられますので気をつけてください。

リコリンなどのアルカロイド系の毒を全身に持っていて、接触性皮膚炎や食中毒症状(嘔吐等)を起こします。

一方で吐剤として使われるので薬としての側面もあるようです。

写真もとってみましたが風がつよくうまく写りませんでした・・・

手前にはヒメノオドリコソウも小さな花を見せてくれています。

2021.04.06

春の花④

公園の桜も満開になり、一気に春めいてきました。

咲くまでは長いですが、咲き始めると満開になるまではものすごく早いですね。

日曜日の雨で早くも散ってしまっているところもあるようです。

気分も明るくなりお花見に行きたくなる気持ちになりますが、ここは我慢が必要ですね。

来年は気楽にお花見にいけるようになるように期待します。

さて、当院の庭でも梅が満開になっています。

梅は3本ありますが、一番咲いているのは最も若いもので濃い紅色のものです。

自宅の梅の花弁は5枚ですがこれは花弁の枚数が多いです。

昔は実がなることはありませんでしたが、近年では歳をとってたくさん実をつけるようになりました。

梅の種類は数多くありますが、これはなんというものなのでしょうか。

梅は弥生時代に中国から日本に入ってきたとされています。

種類は500種ほどあり6月くらいに実がなります。青梅には毒性があるようなので、熟す前にそのまま食べることはやめましょう。(大量に食べなければ大丈夫のようですが)

花が散った後に葉が出てきますが、若葉の根元には蜜腺という甘い液体をだします。(梅だけではないのですが)

葉の根元をよくみると小さな突起がついており、先端に透明な蜜が丸くついていることがわかります。

なめてみるとすごく甘かった思い出があります。

アリなどを集めて害虫を退ける役目があるのですが、想像以上にハエなどの虫も寄ってきます。

蜜腺を知らなかったときはやたらハエが増えたな、と不思議に思っていたものです。

2021.04.01

新年度

今日から新年度が始まりました。

偶然ですが同時に医院の正面をかざる椿が開花しました。

その足元にはパンジーがかわいい顔を見せてくれています。

椿は日本全国に生育していて誰しもが見たことがあるメジャーな植物です。

ですが花の色や形など様々なバリエーションがあるようで、気にしてみてみるとおもしろそうです。

当院のものはピンクのヤブツバキで、花弁は多いのですが、赤い種とくらべるとすこし控え目な感じがします。

椿には冬のイメージがあってなかなか咲かないなと思っていたのですが、調べてみると冬から春(2-4月)に咲くそうです。

春の季語にも使われるようで、春の花でもあったのですね。

昔から医院の正面でがんばってくれていますので、椿をみてると自分も頑張らなければと思います。

自分が働き始めてちょうど1年たつのですが、1年前というと、山形県でコロナ感染症が最初に確認された頃になります。

一時期減少したものの最近は急速に拡大まっており、皆さんの危機感が強くなっているのを感じます。

予診票の郵送も始まり、ワクチンについて質問されることも多くなりました。

現状ではまだ予約センターが稼働しておらず、確保の状況など含め、いつ接種が始まるかは不明な段階です。

早く接種可能な状況になることを期待したいと思います。

今年度も地域の皆様のお役にたてるように頑張っていきますのでよろしくお願いします。

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