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2021年10月

2021.10.19

十三夜

10月18日は十三夜でした。

あまり聞かない言葉ですが、旧暦の9月13日の夜のことで十五夜と並ぶ名月とされていて、実は平安時代からある風習です。

満月から少し欠けた月を愛でるのは日本独自の風習で、十五夜とセットで楽しむものとされ、一方しか行わないのは「片見月」といわれ縁起が悪いものとされています。

豆や栗が収穫できる季節であり、別名「豆名月」や「栗名月」ともよばれます。

今年は十三夜もきれいな月が見えました。

確かに十五夜に負けず劣らずの月で、昔から愛されていたのも頷けます。

昔の人も収穫が終わった後、この月を見て一年の恵みの感謝の気持ちと、来年への気持ちを改めていたのでしょうか。

私も団子を食べつつ、この月でリフレッシュしてこれからも頑張っていきたいと思います。

2021.10.18

秋の草花-ゴウダソウ

 山々も赤や黄色の賑やかな色にあり、秋が深まってきているのを感じます。

以前に書いたゴウダソウですが、いい色になってきました。

種子がとれ金色の隔壁だけ残っています。

葉がすべて落ちてしまっているので全体の印象も大分変わってしまっています。

日に輝いてキラキラとしており、その名の通り小判や月のように見えます。

緑の時の写真と比べてみようと思ったのですが、緑の時の写真を撮り忘れていました・・・

2021.10.17

秋の草花-フジバカマ

急に冷えてきましたね。

暖かくして体調を崩さないようにしましょう。

秋も深まってきて、今年もフジバカマが咲きました。

秋の七草の一つで白っぽい小さなかわいらしい花がたくさん集まって咲いています。

春の七草に比べるとメジャーではないかもしれませんが、ハギ、ススキ、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウの七つです。

万葉集にある山上憶良の歌からとられており、

「秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七草の花」

「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」

の歌からとられています。

今まで朝貌は朝顔と思っていたのですが実は諸説あり、朝顔、昼顔、ムクゲ、桔梗といわれているようです。

なかでも桔梗が定説のようです。

そんな昔から秋の草として親しまれてきた藤袴ですが、花の色が藤に似て(花弁は白ですがつぼみが藤色)、形が袴に似ていることからこの名前になったようです。

乾燥すると桜餅のような香りがするようです、今度試してみたいですね。

昨年も書きましたが、実は環境省のレッドリストに載っており、準絶滅危惧種に指定されています。

護岸工事などにより数が減ってしまったようです。

昔から日本にいる植物、大切にしていきたいですね。

2021.10.11

秋の草花-ヤブラン

10月に入り早10日が過ぎてしまいました。

暗くなると庭からスズムシの鳴き声が聞こえてきます。

今回は紫色の花を咲かせていますヤブランです。

名前からはいかにもランの様ですが、キジカクシ科ヤブラン属の植物で、ランの仲間ではありません。

葉の形がランに似ているのでこの名前になったようですがユリの仲間に当たります。。

葉の間から花茎がでて、ここに紫色の花を多数咲かせます。

その後黒紫色の種子をつけます。

根は薬として扱われます。医療現場でもよく使われる麦門湯(バクモントウ)の材料になります。

薬局でも売っているのでご存じの方も多いと思いますが、風邪の引き始めによく使われていますね。

これからの季節、風邪を引きやすくなりますのでお気をつけください。

ところで、このヤブラン、学問草とも言われるようなのですが、調べてもなぜそう言われるのかわかりませんでした。

どなたか知っておられる方がいたら教えてください。