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2021年11月

2021.11.24

秋の草花-ノコンギク

山々にも雪が見られるようになり、次第に冬を感じさせる季候になってきました。

昨日は勤労感謝の日で今年最後の休日でした。残念ながら天気は落ち着かず晴れ間が見えたと思ったらすぐ雨が降ってきたりと落ち着かない天気でした。

でも雨の合間には鮮やかな虹が見え、きれいでしたね。

インフルエンザの予防接種もですが、コロナワクチンの3回目をどうするかという話題もでていて山形市でも検討されているようです。

さて、今回はノコンギクです。

キク科の花で、8-11月くらいに咲きます。

これぞ菊、という感じの外見です。地下茎があるので群落を作りやすく、まとまって咲いていることが多いです。

様々な色があるようですが、当院のものは鮮やかな紫色で、小さな可愛い花が風に揺れているのが目に入ります。

(今年は風が強すぎる感もありますが・・・)

花言葉には「長寿と幸福」とあり、派手ではないですがみてると小さな幸福を感じられる感じがします。

第二診察室の近くに咲いておりますので窓からも見えるかもしれません。

2021.11.18

秋の草花-ススキ

秋も終わりに近づき、もの悲しさを感じる季節になってきました。

庭の西の端の方にひっそりと生えているススキを見つけました。

別名「尾花」と呼ばれ秋の七草に名を連ねる、秋を代表する植物です。

個人的には霧ヶ峰に行ったときに見たススキ野原が非常に印象的でした。

一面のススキ野原が夕日に照らされてキラキラと金色に光り輝く様は、本当に感動的な美しさで自然と涙があふれてきてしまいました。

イネ科の植物で、昔は「茅」とも呼ばれ、茅葺き屋根に用いられたりしていました。

お月見などでもよく見かけ、日本人の生活に深く関わっている植物です。

きれいで感動的でもありますが、冬に向かっていることを示す植物でもあり、華やかさと寂しさを併せ持つ印象です。

またススキ野原に行ってみたいものです。

(イネ科の花粉症があるので、花が咲いているとその後は結構ひどいことになるのですが・・・)

2021.11.17

秋の草花-ホトトギス

早くも11月も半ばを過ぎました。

日々寒くなり、冬の足音が近づいてくるのがわかります。

今年はインフルエンザの予防接種の予約があっという間に埋まってしまいました。

皆さんコロナウイルスのこともあり予防接種に対しての意識が高まってきているのかと思います。

庭の西側に紫色の変わった形の花が咲きました。

ホトトギスといいます。

ユリ科の花で、花弁の斑点が鳥のホトトギスの胸の模様に似ているためこの名前になったようです。

ホトトギスの口に似ているとかではないのですね。

葉に油を垂らした染みの様な斑点があることがあり「油点草」という別名もあるようです。

調べてみると思っている以上に種類がたくさんあり驚きました。色も黄色のものもあるようです。

内花被片3枚、外花被片3枚の6枚の花弁の中に放射状に分かれる花柱が立ち非常に特徴的な形をしています。

秋の草として俳句やお茶の席などに用いられます。

道ばたではあまり見かけない花ですが形がかなり印象的ですので一度見ると忘れないかと思います。

皆さんも探してみてください。

2021.11.08

秋の草花-シュウメイギク

 11月になりますます寒くなってきました。

今年はインフルエンザのワクチンの数が2割減とのことで、予約がなかなかできず困っている方も多いのではないでしょうか。

当院の予約分もあっという間に埋まってしまい、追加入荷分を待つこととなっています。

11月半ばに入荷するとのことですが、実際に入荷するまでは仮予約という形をとらせてもらっています。

さて、今年もだいぶ散ってしまいましたがシュウメイギクが咲きました。

医院の入り口付近に咲いている白い花です。

漢字で「秋明菊」と書き、菊の仲間と思われますが実はキンポウゲ科でアネモネの仲間だそうです。

中国から入ってきたもので、秋牡丹とも言われていたようです。

また、中国では「秋冥菊」と書き、この世のものではない美しさを表しているようです。

キンポウゲといえば黄色のイメージですが、白や紫、ピンクといった色があります。当院のものは白ですね。

暗いところでも白いガクが映えています。

実は花びらに見えているところはガクで、実際の花びらは退化してしまったとのことです。

なので実際の花は真ん中の緑色のめしべとめしべを取り囲んでいるおしべのみということになりますね。

ガクは早めに散ってしまい真ん中のめしべだけが残っていることが多い印象です。

この景色を見ると、少しもの悲しい気持ちになってしまいます。