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2022年09月
2022.09.29
秋の花-シュウメイギク
今年もインフルエンザの予防接種の予約が始まりました。
今回は10月、11月分のコロナワクチンの予約も同時に始まったため、慌ただしくなっています。
10月からコロナワクチンはファイザー社のオミクロン対応の二価ワクチンとなります。
B.A.2対応の二価ワクチンです。B.A,5対応ではないようです。
いずれはB.A.5対応のワクチンに切り替わっていくのでしょう。
心配なのは副反応ですが、ファイザー社のワクチンはだるさ、発熱の出現する頻度が少し増えてしまうようです。
気をつけてください。
さて今回はシュウメイギクです。
この時期になると医院の看板のあたりに白い花を咲かせ、風にゆらゆらと揺れています。
この景色を見ると秋を感じますね。
漢字では「秋明菊」と書くので菊の仲間かと思ってしまいますが、実はキンポウゲ科でアネモネのなかまです。
中国から入ってきた植物で、秋牡丹とも言われていたようです。
花びらは退化してしまい、ガクが花びらのように見えています。
いろいろな色がありますが当院のものは白く鮮やかです。
また、中国では「秋冥菊」と書き、この世のものではない美しさを表しているようです。
美しいだけではなく、プロトアネモニンという毒も持っており、汁液は嘔吐、下痢、皮膚炎などを引き起こすので注意が必要です。
気をつけましょうね。
2022.09.28
秋の草花-ヤブラン
台風14号が過ぎ去った途端に朝晩の冷え込みが強くなりました。
風邪を引く人も増えてきましたの体調にはお気をつけください。
さて今回はヤブランです。
ランの仲間かと思う方が多いかと思いますが、キジカクシ科ヤブラン属の植物で、ランの仲間ではありません。
葉の形がランに似ているのでこの名前になったようですが実はユリの仲間に当たります。。
葉の間からにょきっと花茎がでて、ここに紫色の花を多数咲かせます。
その後黒紫色の種子をつけます。
根は薬として扱われます。医療現場でもよく使われる麦門湯(バクモントウ)の材料になります。
薬局でも売っているのでご存じの方も多いと思いますが、風邪の引き始めによく使われていますね。
これからの季節、風邪を引きやすくなりますのでお気をつけください。
ところで、このヤブラン、学問草とも言われるようなのですが、まだわかりません。
なぜなんでしょうね。
2022.09.11
中秋の名月
4回目のワクチン接種も開始から2ヶ月がたとうとしています。
今月からワクチンに大きな変化が生まれます。
それが、今月末から、オミクロン対応のワクチン(モデルナ社)が集団接種で開始されるということです。
昨日連絡がありましたが、来月以降の個別接種のワクチンもオミクロン対応ワクチン(ファイザー社)になるようです。
配布数も多いよう(申告制なので実際の数は不明ですが・・・)で、最初のワクチンの時とは偉い違いです。
今回の変更は急なので二価ワクチンの副反応などの情報も不足しており、不安があることも否めませんが、前進していると捉えてよいのでしょう。
さて昨日9月11日は中秋の名月でした。
非常によい天気で、東の空から昇るところから南の空に上がるところまでずっと見ることができました。
所々薄い雲がかかりましたが、満月は隠れることなく見えていました。
スマホで写真を撮ると、かなり明るく煌々と輝いているようにみえます。
中秋の名月は明治5年まで使用されていた太陽太陰暦の8月15日に見える月のことを指します。
平安時代に中国から日本に伝わった風習ですが、日本でも十五夜として親しまれる風習となっています。
今年もきれいな満月でしたが、必ずしも満月を指すわけではありません。とはいえ、多少の差なのでぱっと見た感じは区別がつかないですね。
ススキとお団子を添えてゆっくりときれいな満月をめでたいものです。
十五夜の次は十三夜があります。
今年の十三夜は10月8日のようです。片方だけだと縁起も悪いともいいますし、10月8日も晴れてきれいな月を眺められるとよいですね。
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