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2026.07.13

夏の草花-キョウカノコ

 梅雨に入って以降雨が多くなりました。

ジメジメ、ムシムシした日々が続きます。

当たり前のことかも知れませんが、昨年は雨が少なかったのでここまで蒸すことはなかったので、久しぶりに感じます。

梅雨の時期はピンク色のポワポワした花が咲きます。

キョウガノコです。

バラ科シモツケソウ属の花で、ピンク色の小さな花が集まって咲く初夏の花です。

雨に濡れるとピンク色が濃く見え、遠くからでも映える花です。

漢字では「京鹿の子」と書きます。

個人的には鹿の子というと和菓子を真っ先に連想してしまいます。

実は名前の由来はどちらも同じで、子鹿の背の模様から派生しているようです。

最もキョウガノコの名前はワンクッション置かれていて、京の染め物技法の「鹿の子絞り」から来ています。

鹿の子絞りは丸い点の下絵を中心に布を四つ折りにして、その角を糸でくくることを繰り返して布を染める技法です。すると糸でくくったところは白く四角く、角の先端はかすかに染められて点になります。この形が子鹿の背に現れる白いまだらものように似ていることからこの名前になったようです。

小さい花が集まっている様子が、紅色の鹿の子絞りの模様に似ています。

一方で和菓子の鹿の子も小豆や栗が鹿の模様を連想させるようにして作られたもののようです。

「キョウガノコ」も和菓子の「鹿の子」も元をたどれば鹿の模様に行き着くのです。

動物、食のどちらにも名前が使われるのは昔から鹿が日本人にとって、親しまれていた証拠なのかも知れません。

山形ではニホンジカは絶滅したとされており、子供の頃は鹿と言えばカモシカばかりのイメージでした。

しかし平成21年以降は、再びニホンジカも見られるようになっているようです。

そのうち、山形でもよく見るようになっていくのかも知れませんね。

2026.06.21

夏の草花-シラン

 ついに東北も梅雨入りをしました。

このためこの週末はずっと雨でした。

最近まとまった雨が少なかったですから、草木にとっては良かったかとおもいます。

さて、今回は紫蘭です。

今年は大分早く咲いてしまいもう大分しぼんでしまいましたが・・・

濃い紫色の鮮やかな花を咲かせています。

「この花の名前は何?」、「シラン」という、とある本のなかのやりとりがとても印象深く残っています。

子供の頃読んだ本ですが、何の本だったのでしょうか。

紫蘭はその名の通りラン科の植物で、冬は偽球茎ですごし、5-6月頃に花を咲かせます。

日本や中国が原産です。

当院の紫蘭のように紫の花もありますが、それだけではなく白や青、黄色などいろいろな色があります。

非常に丈夫な植物であちこちに生えているのを見かけますが、野生のものは準絶滅危惧種になっています。

もっとも野生のものかどうかの区別をつけるのは難しそうですね。

2026.05.21

春の草花-ツツジ

5月も後半に入りどんどん気温が上がってきます。

急な暑さに体調を崩してしまう方も多いようです。

5月といえば「ツツジ」が咲きます。

毎年5月には満開となり、丸い低木が白やピンクの花で覆われ花の鞠のように見えます。

満開のツツジに囲まれると花の雲の中を歩いているように思えます。

さてツツジはツツジ属の植物で非常に多くの種類があります。

4-6月に花をつけ、アジアに広く分布し、ネパールでは国花になっています。

日本でも昔から親しまれており、様々な名所の公園にはもちろん家庭の庭にもよく見られます。

山形では寒河江のツツジ園が有名です。約43000株、11種類のツツジが植栽されており、東北最大規模のツツジ園のようです。

夜間ライトアップもされているようで見応えがありそうですね。

他にも長井市の白ツツジ公園もあります。こちらも3000株の白いツツジが植えられています。

こちらは以前見に行ったことがありますが、一面が白いツツジの花が咲いているのは壮観です。

樹齢750年といわれる七兵衛つつじも有名です。

天童でもツツジの花祭りがあったようです。こちらは対照的に赤いツツジの花です。

織田信長を祀った神社の境内に、約一万本のツツジが植えられているようです。

こちらは見に行ったことはないですが見応えがありそうですね。

漢字では「躑躅」と書きます。難しい字であまり見かけませんが、これは見る人が足を止めるほど美しいという意味のようです。

花には斑点があることが多く、蜜標といい、昆虫に蜜腺の場所を教え、花粉を運んでもらいやすくする役割があります。

あちこちの公園に行ってたくさんのツツジのなかをのんびりと散歩したいです。

2026.05.10

春の草花-ボタン

この週末は植木市でした。

珍しく最終日が日曜に当たりましたので出かけた人も多かったのではないでしょうか。

初日、二日目と雨が降って大変でしたが三日目は快晴でとても暑くなりました。

アイス屋などに並んだ人も多かったと思います。

私は暑い中ですが、華食楽さんが出店していたので、グリーンカレーを食べてきました。

安定のおいしさでしたね。

さて山形の植木市は、薬師祭植木市として、日本三大植木市の一つとされています。

江戸初期の大火で消失した城下町の復興のために最上義光公が始めたとされており、400年ほどの歴史があるお祭りです。

個人的には植木市と言えばボタンのイメージです。

ちょうどこの頃に咲く花、ということもありますが、昔、父親が植木市の度にボタンを一本ずつ買って植えていた記憶が大きいですね。

今年もそれらのボタンが植木市に合わせたかのように咲いてくれました。

「花王」の呼び名にふさわしい重厚な花弁をもち、見た目にも麗しい花です。

いつまでも見ていられますね。

2026.05.02

春の草花-タンポポ

GW、天気が乱れそうでしたが・・・

今日は風が強く新幹線が止まってしまいました。

旅行に行かれた方は大変だったと思います

こうも風が強いとタンポポの綿毛も遠くまで飛んでいきそうです。

というわけで、タンポポが咲きました。

タンポポといえば春というイメージですが、最近は一年中見かけるかと思います。

なぜこうなったのか、それはタンポポの種類によります。

世に出ているタンポポは大きく分けると「ニホンタンポポ」、「セイヨウタンポポ」の2種類になります。

違いはいろいろあり、まとめると

繁殖方法:ニホンタンポポ;高受粉なので昆虫などがいないと種を作れない。

     セイヨウタンポポ;受粉せずに繁殖できる。

開花時期:ニホンタンポポ;春のみ

     セイヨウタンポポ;一年中

種子:ニホンタンポポ;数が少なく、重いので飛びにくい。

   セイヨウタンポポ;数が多く、軽いので遠くまで飛びやすい。

という感じです。

見分け方は葉の形も違うのですが、一番わかりやすいのは花の根元にある総包片の形です。

総包片が反り返っていないのがニホンタンポポ、反り返っているのがセイヨウタンポポです。

一年中咲いているのはセイヨウタンポポなのです。

セイヨウタンポポの方が繁殖力が強いのであちこちで見かけるようになったのです。

比較すると一見しただけでニホンタンポポの方が増えにくそうに見えますね。

実際にニホンタンポポの数は少なくなっているようで、ほぼ見かけません。

当院のニホンタンポポも去年よりさらに少なくなっておりなかなか見つからなくなっています。

大事にしていかないといけませんね。

さて、この写真はどちらのタンポポでしょうか。

2026.05.01

春の草花-ドウタン

 もうすぐGWですね。

と思っていたらテレビから「GWも後半にはいります」という声。

うーん、GW、過ぎるのは早いですね。

雨が降ったり、風が強かったり落ち着かない天気が続くようです。

5月になると白い花が咲きます。

ドウダンツツジです。

今年は少し花の数が少ないきがします。

名前からもわかるようにツツジの仲間で4月から5月にかけて咲きます。

秋には紅葉して真っ赤な葉になります。

公園にもよく植えてあるのでよく見かける植物です。

花言葉は「節制」、「上品」といった言葉で白いきれいな花ですが厳しい環境にも耐えられるという意味が込められています。

アセビと花はよく似ていますがこちらは毒がなく無毒な植物です。

「ドウダン」は花が枝分かれした様子が昔の夜間の明かりに使われた灯台に似ているところから「トウダイ」から転じてつけられたようです。

灯台は普段私たちが思いつく海にたっている灯台ではなく、3本の棒を結わえてねじり、その上に油の入った皿を置いたものです。

時代劇では部屋の明かりとしてよく見かけますね。

このため漢字では「灯台躑躅」と書きます。

ほかにも「満天星」(まんてんせい)とも書かれます。

暗がりで見ると天に白い星がちらばっているようにみえてきれいです。

2026.04.30

春の草花-ヤマツバキ

 4月も終わろうとしています。

世間はGWに入っている人もいるようですね。

大分暖かくなってきて木々も若葉に覆われてきましたが、

29日の休みの日から雨が続き、肌寒い日が続いています。

今回は「山椿」です。

ヒメツバキのピンク色も良いですが、ツバキといったら紅ですね。

2-4月に開花して冬のイメージもありますが春の季語になっています。

花もきれいですが、種からは油をとったりと生活にも必要な植物です。

しかし、花びらが散るのではなく、首元から花が落ちるため死を連想させるとして縁起が悪いとされることもあります。

このためかどうかは不明ですが古い椿には霊が宿るとされています。

黒緑の葉に囲まれた中に紅い花がぽつんと咲いているのを見ると妖しげな雰囲気がして、昔の人が化けると考えたのも納得できる気がします。

また、齢を重ねると幹がこぶのようになり、ゴツゴツしてくるのも霊的な力がたまっているように思えます。

江戸時代の鳥山石燕の今昔画図続百鬼にも古椿の霊としてあげられるくらいメジャーな霊だったようです。

石燕の絵では庭先に大きな花をつけた椿が書いてあります。

あちこちに椿に関する怪談があるようですが、実は山形にも椿の怪談があるようです。

旅人を蜂に変えてしまい、自らの花におびき寄せて食べてしまうという恐ろしい話です。

ただこの話、場所がわかりません。もしご存じの方がいたら教えてください。

山形の化け椿もまだどこかで咲いているのでしょうか。

そして当院の椿もいつか化けるのでしょうか。想像が膨らみます。

2026.04.21

春の草花-ヒメツバキ

暖かくなってきて当院の正面で咲いているヒメツバキも大分花が開いてきました。

医院が建設された当時から植えられているもので毎年春になるときれいな花を咲かせてくれます。

一番目立つところにありますので皆さんもよくごらんになっていると思いますが、可憐な花を咲かせて目を楽しませてくれます。

ヤマツバキの紅とは違うピンクの花が散っても散ってもまた咲いてきます。

毎日見ていると頑張ろうという気持ちになってきます。

ツバキに負けないように来年も大きな花を咲かせられるように頑張っていきたいと思います。

2026.04.20

春の草花-シャクナゲ

 暖かい日が続くためか、植物が急速に芽吹いてきています。

例年よりもスピードが速い印象があります。

ちょっと前まで雪が積もっていた山も若葉色に染まっています。

そのような中、今年もシャクナゲが咲きました。

去年は5月に咲いていたと思うので、今年は少し早く咲きました。

花の数も多いですね。

当院の西側に毎年こそっと咲いています。

ツツジ科の植物で、ツツジに似た大きな花を咲かせます。

4-5月に咲く花で、登山をしていると岩場の間から顔を出しているのをよく見かけます。

高いところで急にこんな大きな花に出会うと、ドキッとしますね。

元々は高山植物で危険なところにきれいに咲くため「高嶺の花」の語源となっています。

同じ理由で花言葉も「危険」、「警戒」「威厳」、「荘厳」などと言ったものになっています。

漢字では「石楠花」と書きます。これは音読みの「シャクナンゲ」が転じたものです。

シャクナゲが中国から輸入されてきたとき、漢方で使われる「石花」と間違えられたためこの漢字を当てられてしまったようです。

間違いから来ているとはいえ、岩の間から生えている姿を見るととても似合っている字ですよね。

2026.04.19

春の草花-スイセン

 4月も半ばに入り、日中は大分暖かくなりました。

梅も桜も1週間くらいであっという間に散ってしまいましたね。

さて、今回はあちこちで咲いている黄色い花、スイセンです。

庭の西側に咲いています。

ヒガンバナ科の花ですが、ヒガンバナとは大きく印象が異なります。

色もそうですが、葉と花が同時に見られることが一番の違いでしょうか。

きれいな花ですが、食べると30分以内に嘔吐、下痢、頭痛がおきて、ひどくなると意識消失も起こってきます。

あまり食べないと思うかもですが、花がなくなり葉っぱだけになるとニラにすごい似ています。

匂い(スイセンは匂いなし)や、球根の有無(スイセンは球根あり、ニラは球根なし)で見分けられますので、採取するときは根っこから引っこ抜くとわかりやすいと思います。

あとは、はえている場所ですかね。

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