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2024.02.03

節分

今日は2月3日節分でした。

毎年この時期は雪が積もって白い町並みになるのですが、今年は雪がほぼない景色が広がっています。

今年は本当に雪が少ないことを実感します。

雪かきをしないで良いのは助かりますがスキー場などは困っているのではないでしょうか。

善し悪しですね。

ところで、節分と言えば必ず豆をまきますが、なぜなのでしょう。

日本では昔から米や麦、ひえ、粟、大豆といった穀物には「穀霊」といわれる神様が宿るとされています。

中でも大豆は大きいのでより強い神が宿るとされているようです。

節分は追儺の儀式が元になっています。追儺では疫病などの鬼を追い出すために方相氏が出てきます。

しかし民間に移行する際に簡略化され、鬼を払うことに対し、より効果があり民間にも普及していた大豆が選ばれたのではないでしょうか。

ただし、追儺は大晦日に行われますが、節分は2月に行われます。

民間に移行した際に2月に変化したのか、旧暦に合わせて節分が2月に残ったのか、わかりませんが、立春の前日(季節の節目)には病気になりやすいのは確かです。

豆をたべて鬼を払うことは理にかなっているのでしょう。

炒り豆を投げますが、これも射るとかかっており意味があるようです。

炒り豆は散らばるので掃除は多少めんどくさいですけどね。

コロナやインフルエンザなど感染症が徐々に増えている印象もあり、豆を食べて体力をつけていきましょう。

2024.01.10

初市

 今日は1月10日。初市の日です。

三年ぶりに出店が多く並んだ初市となりました。

昨年は雪が舞っていた記憶がありますが、今年は雪は降りませんでした。

それでも冷たい風が強くかなり寒かったですね。

通りの両側に屋台が出ており、かなりの人が集まったと思います。

初市は市神様をお祀りする行事でもあります。

市神様はもともと今の十日町のやまぎんカードサービスの前あたりにおかれていました。

高さ80cm、周囲150cmの安山岩の自然石で650年前に要石としておかれたものが、次第に人々にあがめられるようになったようです。

明治9年に文翔館に県庁が移転する際に湯殿山神社が建立され、そこに祀られるようになりました。

湯殿山神社に移った跡には石碑が建てられており、今も十日町を見守ってくれています。

今日は時間がなくほぼ店は見れませんでしたが、十一屋さんで懐かしいものを売っていたのを見つけてつい買ってしまいました。

それがこれです。

旗飴です。

紅花のむしろに紅餅を干しているところを表していると言われ、紅花の豊作を願って作られたものとされています。

最近しばらく見かけず、久しぶりにみました。

和紙に飴を落として固め、旗のようになっています。

最初に見たのは小学生の時に学校で配られたときでした。竹の棒がもっと太かった覚えがあります。

和紙をなめてぬらして剥がすという独特の食べ方がものすごく印象に残りました。

竹の棒がもっと太かった覚えがあり、最後はそれを持ち帰った覚えがあります。

懐かしい味がしました。

2024.01.03

お正月

 年が明けて2024年になりました。辰年です。

今年は雪が少なく、街中で過ごす分には過ごしやすいお正月でした。

初詣も雪が降らず例年より並びやすかったです。

世の中では1月1日から能登半島で大地震が起きたり、羽田空港で事故が起きたりと大事件が起きており散々なお正月ではありました。

能登半島の地震は、道路がひび割れたり、火災が起きたり、津波で船が陸に打ち上げられたりと、東日本大震災を彷彿とさせるものでした。

原発に大きな事故が起こらなかったのがせめてもの良いことではありましたが、人的被害も大きく、現場の悲惨さは想像するに硬くありません。

これ以上被害が広がらないことを祈ります。

羽田空港の事故も被災地に物資を運ぶ海上保安庁の輸送機が旅客機と衝突したようで、燃えながら着地する衝撃的な画像が流れていましたが一瞬映画の1シーンのようにも見えてしまいました。

被災地に早く届けなくてはという焦りや疲れがあったのでしょうか。

旅客機は幸い死亡者はいなかったようですが海上保安庁の職員は4人なくなられたとのこと、ご冥福をお祈りいたします。

年始めから散々な2024年ですがこれから良い年になってほしいですね。

2023.12.25

クリスマス

今日はクリスマスでした。

ここ数年は雪が降っていましたが、今年は雪が降りませんでした。

個人的にはありがたくもあり、物足りなくもあり。

天気予報ではここからお正月に向けて気温は上がっていくようです。

今年は本当に奇妙な天気ですね。

さて今年もあと1週間となりました。

気を抜かずに生活していきましょう。

2023.12.22

冬至

12月もあっという間に後半に突入しました。

今日は冬至でしたね。大寒波が到来してかなり冷え込む一日でした。

幸い山形市内は大雪とまでは行きませんでしたが、ニュースでは大量の雪が積もっている映像が流れてきています。

寒くなり、空気も乾燥しているので風邪を引きやすい季節になってきました。インフルエンザもですが、コロナもじわじわと増えてきています。

発熱外来もすぐ予約が埋まってしまう状況です。

医療機関ではコロナの感染が疑われる人は導線を分けてくださいというお達しが解除されていないので、発熱外来はどうしても予約制にしなければ成り立ちませんし、診察にも場所を移動したりと時間がかかってしまいますので診察人数が限られてしまいます。このためせっかくお電話いただいてもお断りせざるを得ない状況になってしまっています。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

今後はコロナのワクチンも年1回投与の方針になるようですが、中国で新たな株が出ているようで、日本で流行したらワクチンはどうなるのでしていくのか、気になるところです。

さて冬至と言えば、冬至カボチャ、カボチャと小豆を煮た料理が食卓に並ぶことが多いです。

カボチャと小豆は保存が利き栄養価の高い食材ですので、寒い時期を乗り切るために食べられたのでしょう。甘くておいしいですしね。

しかし、カボチャを食べていると奥さんから「子供の頃はあんこじゃなくてそぼろのあんかけだった」という話が。

もしかして地域によって違うのか?と思って調べてみたら、確かに地域によって異なるようです。

カボチャと小豆は北海道から東北にかけて多いようですが、他の地域ではおかゆになったり、他の野菜も一緒に煮たりと様々なバリエーションがあるようです。そぼろのあんかけは見つかりませんでした・・・

なぜその食材になったのか、地方ごとの由来など調べてみたいですね。

今日はカボチャを食べて、ゆず湯で暖まりましょう。

2023.11.29

秋の草花-ノコンギク

勤労感謝の日も終わり、今年も最後の月になろうとしています。。

今年は気温の変動が激しく、暑いと思えば翌日には雪が降りそうになったりと体調をくずしやすいやすいようです。

気圧の変化も大きく、自律神経失調とおもわれる頭痛やめまいなども多いようです。

規則正しい生活、適度な運動、バランスの良い食事が大切ですので心がけていきましょう。

さて、今回は「ノコンギク」です。

キク科の花で、8-11月くらいに咲きます。

漢字では「野紺菊」と書きます。名前の様に紺というか濃い紫色の花を咲かせています。

今年は例年と比べ数が少ない様で、気温と関係があるのかもしれません。

地下茎があるので群落を作りやすく、まとまって咲いていることが多いです。

様々な色があるようですが、当院のものは鮮やかな紫色で、小さな可愛い花が風に揺れているのが目に入ります。

花言葉には「長寿と幸福」とあり、派手ではないですがみてると小さな幸福を感じられる感じがします。

当院の庭ではフジバカマが枯れ始めると、ノコンギクが咲いてきます。

かわいい花なのですが、この花がさくと秋も終わりという感じがしてさみしくもあります。

2023.11.15

秋の草花-ホトトギス

 早くも11月も半ばを過ぎました。

急に寒くなり、雪が降ったところもあるようです。

今年は秋を感じる間もなく冬になろうとしています。

紅葉もあっという間に散ってしまっています。庭にいた蝶の幼虫も慌ててさなぎを作っており、自然界もこの気候には振り回されているようです。

学校ではインフルエンザが流行しており、例年よりも早い印象があります。

学級閉鎖も相次ぎ、遠足が中止になったりしています。

うがい手洗いなどで予防を心がけていきましょう。

さて今年も庭の西側に紫色の変わった形の花が咲きました。

ホトトギスといいます。

ユリ科の花で、花弁の斑点が鳥のホトトギスの胸の模様に似ているためこの名前になったようです。

ホトトギスの口に似ているとかではないのですね。

葉に油を垂らした染みの様な斑点があることがあり「油点草」という別名もあるようです。

調べてみると思っている以上に種類がたくさんあり驚きました。色も黄色のものもあるようです。

内花被片3枚、外花被片3枚の6枚の花弁の中に放射状に分かれる花柱が立ち非常に特徴的な形をしています。

秋の草として俳句やお茶の席などに用いられます。

道ばたではあまり見かけない花ですが形がかなり印象的ですので一度見ると忘れられない花ですね。

2023.11.03

秋の草花-シュウメイギク

11月になり、今日は文化の日です。

今週末は天気が良く日中は暑い日になりそうです。

今日も朝は霧が濃く前が見えませんでしたが日が昇るにつれて良い天気になってきました。

医院の庭でも白い花が満開になっています。

シュウメイギクといいます。

東側に咲いているので来院された際はよく見えるかと思います。

この景色を見ると秋を感じますね。

漢字では「秋明菊」と書くので菊の仲間かと思ってしまいますが、実はキンポウゲ科でアネモネのなかまです。

中国から入ってきた植物で、秋牡丹とも言われていたようです。

花びらは退化してしまい、ガクが花びらのように見えています。

いろいろな色がありますが当院のものは白く鮮やかです。

また、中国では「秋冥菊」と書き、この世のものではない美しさを表しているようです。

美しいだけではなく、プロトアネモニンという毒も持っており、汁液は嘔吐、下痢、皮膚炎などを引き起こすので注意が必要です。

気をつけましょう。

2023.10.28

十三夜

昨日10月27日は十三夜でした。

あまり聞かない言葉ですが、旧暦の9月13日の夜のことで十五夜と並ぶ名月とされていています。

十五夜が中国で始まった風習なのに対し、十三夜は日本で生まれた風習です。

諸説ありますが平安時代の醍醐天皇が始めたという説が有力です。

満月から少し欠けた月を愛でるのは日本独自の風習で、十五夜とセットで楽しむものとされ、一方しか行わないのは「片見月」といわれ縁起が悪いものとされています。

豆や栗が収穫できる季節であり、別名「豆名月」や「栗名月」ともよばれます。

今年は天気が不安定で午前中は雨が降っていましたが、夜には晴れて煌々と月が照っていました。

十五夜は今年も見れたので、十三夜の月も是非見たいと思っていたので本当に晴れて良かったです。

縁起が悪いのも嫌ですしね。

今年も十五夜に負けず劣らずの月でした。

本日は曇りでしたので、昨日が晴れてくれて本当に良かったです。

昔の人も収穫が終わった後、この月を見て一年の恵みの感謝の気持ちと、来年への気持ちを改めていたのでしょうか。

今年は昨年よりも大分遅い時期なので気温も低く、外で月を見続けるの厳しいのですが、その分きれいに見えますね。

2023.10.18

秋の草花-フジバカマ

10月も半分が過ぎようとしています。

週末は雨が多く寒い日が続きます。

北海道では街中で雪が降ったり、東京では桜が咲いたりと日本の天気はどうなっていくのでしょう。

この天気のためか例年より早めにインフルエンザが流行の兆しを見せています。

予防接種やうがい手洗いなど対策をしっかりするようにしましょう。

秋になると白いふわっとした花が庭のあちこちで咲き始めました。

フジバカマです。

秋の七草の一つで白っぽい小さなかわいらしい花がたくさん集まって咲いています。

例年は白さが強かったのですが、今年は少し桃色が強くピンクがかった色になっています。

(フラッシュが強すぎてうまく撮れませんでした・・・暗いところではスマホの撮影は難しいですね。)

秋の七草は春の七草に比べるとメジャーではないかもしれませんが、ハギ、ススキ、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウの七つです。

万葉集にある山上憶良の歌からとられており、

「秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七草の花」

「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」

の歌からとられています。

今まで朝貌は朝顔と思っていたのですが実は諸説あり、朝顔、昼顔、ムクゲ、桔梗といわれているようです。

なかでも桔梗が定説のようです。

そんな昔から秋の草として親しまれてきた藤袴ですが、花の色が藤に似て(花弁は白ですがつぼみが藤色)、形が袴に似ていることからこの名前になったようです。

乾燥すると桜餅のような香りがするようです。

しかし、以前はどこでも見られていたフジバカマも護岸工事などの影響で環境省のレッドリストに載っており、準絶滅危惧種に指定されています。

そう思いながら秋風の中ゆれるすがたを見ていると、はかなさを感じてしまいますね。