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2024.07.25
土用の丑の日
今日は山形はすごい雨でしたね。
ニュースでは酒田や遊佐が取り上げられており、最上川の氾濫や、土砂崩れなど被害の大きさに驚きました。
大雨特別警報が出ており、川の近くの方は戦々恐々とした夜を過ごしたのではないのでしょうか。
山形市内でもアンダーが通行止めになったりしていたようです。
ところで、昨日は土用の丑の日でした。
ウナギを食べる日として日本人には定着している日ですね。
昔は7月末に1回しかないと思っていましたが、大学生になりスーパーにちょくちょく通うようになってから、実は8月頭にも土用の丑の日があることを知ってとても驚いた記憶があります。
ウナギを食べるようになった由来は、平賀源内がうなぎ屋を助けるために提唱した、というのは有名な話ですが、そもそも「土用の丑の日」とは何なのでしょうか。
調べてみますと「土用」とは「土旺用時」の略で立春、立夏、立秋、立冬の前18日間を指し、実は各季節ごとにあるようです。
中国の陰陽五行では万物を木、火、土、金、水の五つの属性に当てはめていくのですが、春を木、夏を火、秋を金、冬を水とすると、土だけ余ってしまいます。
そこで、季節の境目である立春、立夏、立秋、立冬の前18日を土に当てはめたとのことです。
また、「丑の日」は昔の暦で、昔は十二支になぞらえて日にちを区切っていましたので、12日ごとに丑の日が回ってきます。
土用は18日間あるので、2回丑の日が回ってくることもあると言うことです。
夏に2回丑の日があることもこれを知れば納得がいきます。
ウナギの旬は秋から冬といわれていますので、秋や冬の土用の丑の日もキャンペーンをはればもっと盛り上がるような気もしますが、その時期はもともと人気があるので敢えて強調することもないと言うことだったのでしょうか。
さておき、今日はウナギをたべて体力をつけ、気力を養いたいと思います。
2024.07.07
七夕
今日は7月7日、七夕でした。
端午の節句に続く五節句の一つです。
昔は機織りの上達を願ったりする行事でした。
今でも短冊に色々な願い事をします。
他に織姫と彦星の話でも有名です。
しかしながら例年、梅雨の時期でもあり晴れることはなかなかないようです。
今日も一日中不安定な天気でした。
今年は彦星と織姫も無事会えていると良いですね。
2024.07.04
夏の草花-オオギバボウシ
あっという間に7月になってしまいました。
療養計画書の問題で待ち時間が長くなり、ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありません。
バタバタとしているうちに6月が過ぎ去ってしまいました。
梅雨の時期になると薄紫色の花が見られるようになります。
「オオバギボウシ」です。
あまり聞き慣れない名前ですが、「うるい」といえば聞き覚えもあるのではないでしょうか。
オオギバボウシの若葉をうるいと呼び、山菜料理としても春先によく顔をだします。
酢味噌で食べることが多いイメージでしたが、天ぷらなどにしてもおいしく、いろいろな料理になるようです。
リュウゼツラン亜科ギボウシ属の多年草です。
蕾が欄干の擬宝珠に似ているので大葉擬宝珠というようです。
北海道から九州までと広く分布していますので、あちこちの庭や街路樹の根元などで見かけます。
銀山温泉に行ったときに川沿いに沢山生えていてきれいに思ったことを思い出します。
大きめの葉の中央に50-100cmのまっすぐな茎がのび、その先に薄紫のきれいな花を何個も咲かせます。
今年は暑さのためか去年よりも早く咲いたようですが、あまり元気がない感じで横たわってしまっています。
昨年はまっすぐ伸びてくれていたのですが、この暑さで耐えきれなかったのでしょうか。
この暑さで東京でも熱中症で倒れる人が増えているようです。
今年の夏もなるべく冷房をかけるなどして暑さをなんとか乗り切っていきましょう。
2024.06.23
春の花-キョウガノコ
今日は一日中雨が降っていました。
激しくない、しとしととした雨は久しぶりな感じがします。
ニュースでは、東北もようやく梅雨入りしたとのこと。
例年よりも2週間遅いようです。遅すぎて、通勤途中にあるタチアオイもてっぺんまで咲いてしまいましたね。
沖縄では早くも梅雨明けしたと言いますし、今年は梅雨の季節も短そうです。
明日からまた暑い日が続くようですので体には気をつけたいですね。
この梅雨の時期はピンク色のポワポワした花が咲きます。
キョウガノコです。
バラ科シモツケソウ属の花で、ピンク色の小さな花が集まって咲く初夏の花です。
雨に濡れるとピンク色が濃く見え、遠くからでも映える花です。
漢字では「京鹿の子」と書きます。
個人的には鹿の子というと和菓子を真っ先に連想してしまいます。
実は名前の由来はどちらも同じで、子鹿の背の模様から派生しているようです。
最もキョウガノコの名前はワンクッション置かれていて、京の染め物技法の「鹿の子絞り」から来ています。
鹿の子絞りは丸い点の下絵を中心に布を四つ折りにして、その角を糸でくくることを繰り返して布を染める技法です。すると糸でくくったところは白く四角く、角の先端はかすかに染められて点になります。この形が子鹿の背に現れる白いまだらものように似ていることからこの名前になったようです。
小さい花が集まっている様子が、紅色の鹿の子絞りの模様に似ています。
一方で和菓子の鹿の子も小豆や栗が鹿の模様を連想させるようにして作られたもののようです。
「キョウガノコ」も和菓子の「鹿の子」も元をたどれば鹿の模様に行き着くのです。
これを知ってしまうとそれぞれを見るといずれも鹿の模様にしか見えなくなってしまいますね。
2024.05.31
春の花-ツツジ
本日で5月が終わり明日から6月です。
6月1日から診療上大きな変化があります。
診療報酬の改定に伴い一部の患者様から療養計画書にサインをいただくことになります。
これまでよりも診療に時間がかかりお待たせしてしまうと思いますが申し訳ありません。
さて、少し遅くなりましたが当院の庭では今年もツツジが咲いております。
例年と比べまとまって咲かず、ポツポツと花がついていますが、その分長く花を楽しめています。
明日から色々と手順が変わり、ご迷惑をおかけすると思いますがよろしくお願いいたします。
2024.05.25
春の花-ヒメシャガ
シャガに続いてさらに小さいヒメシャガも咲きました。
シャガをそのまま小さくしたような花です。
シャガと比べると花の大きさも背丈も格段に小さく、花の色も白に近いです。
シャガとは異なり冬になると葉も枯れてしまうので、地上には何もなくなってしまいます。
春になるまで咲くか不安になりますが、無事咲いてくれました。
以前患者さんからいただいた花ですが、毎年花を咲かせてくれて、見ると優しい気持ちにさせてくれます。
2024.05.16
春の花-シャガ
5月も半ばを過ぎました。
日中は暑く明け方は寒いと寒暖差が激しい日が続きます。
今日は「旅の日」です。松尾芭蕉が奥の細道を始めた日にちなんでいるようです。
あちこちに行きたくなってしまいますね。
この時期になると庭に紫色の花がたくさん咲いてきます。
白に近い薄紫に黄色と紫の斑点が鮮やかな、シャガです。
なんとなくわかるかもしれませんが、アヤメの仲間です。4-5月頃にまとまって咲いているのをみかけます。
中種子を作らない植物で地下茎を使って増えていきます。
このため密集してあちこちに花を咲かせます。
花はアヤメに似ていますが、もっと小さく白い花弁に紫と黄色の斑点が鮮やかに映えます。
漢字では「射干」と書き、別名「胡蝶花」と呼ばれます。
胡蝶は蝶のことです。確かに花の模様が蝶の羽の模様に似ています。
昔から美しい花として扱われてきたことがわかりますね。
2024.05.11
春の花-ボタン
今週は植木市でした。
初日の昼しかいけませんでした。沢山の出店が出ていましたが、早すぎたのか、まだ開いていない店もありました。
夕方にはすごい人出になっていたようです。
山形の植木市は、薬師祭植木市として、日本三大植木市の一つとされています。
他の二つは熊本と大阪の市になります。
江戸初期の大火で消失した城下町の復興のために最上義光公が始めたとされており、400年ほどの歴史があるお祭りです。
植木市の時期になると当院の庭では牡丹が咲き始めます。
様々な色がありますが、大きな花びらを幾重にも詰め込んだ、絢爛豪華な花です。
植木市でも沢山の牡丹が売られており、当院の牡丹も昔市で購入したものです。
ボタンは、ボタン科ボタン属の植物で4-5月に開花します。
中国が原産で「花王」と呼ばれ、富の象徴とされてきました。
日本には8世紀頃からの記録が認められ、枕草子にも記載されているようです。
様々な絵画や陶器の柄や牡丹灯籠や八犬伝など様々な物語にもモチーフとして使われています。
いかに昔から人々に愛されてきた花かわかりますね。
2024.05.07
春の花-ミヤマオダマキ
GWも終わり通常の生活が戻ってきました。
今日は久しぶりの雨でした。
GW近辺になるといろいろな花が咲きますが、今回もその一つ、ミヤマオダマキです。
当院に咲くのは通常のオダマキより小型のオダマキです。
もっと大きくなっても良い感もありますが、毎年小さいままで冬を迎えています。
通常のオダマキよりも丈が低い分花が大きく見えるので、これはこれで良いと思っています。
オダマキはオレンジ、紫とありますがこれは白い花です。
オダマキはキンポウゲ科の植物で中部地方から北海道にかけて生息する高山植物です。
漢字では「深山苧環」と書きます。
山奥深くに生えているのを見つけられたのでしょう。
10cmくらいの高さでうつむき加減に花をつけます。
花はだんだんと起き上がってきて最終的に上向きになって実をつけるようです。
毎日表情が変わるので違う花を見ているようで飽きないですね。
花弁の形も特徴的で、基部から萼の間を抜けて距が伸びています。
名前の由来は「苧環(オダマキ)」という麻糸を巻く道具が花の形と似ていることからついたようです。
なるほど、上に飛び出た距の部分が糸を巻き取る棒の部分にそっくりです。
昔の人の名前の付け方には本当に感心させられます。
2024.05.05
端午の節句
5月5日はこどもの日、端午の節句ですね。
例年は向かいのホテルキャッスルで泳ぐ鯉のぼりを眺めることができましたが、今年からはそれがみれなくなり残念です。
いずれ復活する予定では有ったようなのでそれを気長に待つことにします。
今日はスプリングフェスティバルと題し、働く車が大集合していました。
当院の前は主に自衛隊の装甲車、救急車などの迷彩色の車が多かったですね。
七日町の方に行くと高所作業車などがあり、子供の行列ができていました。
そういえば今年は地震体験車は見かけませんでしたね。代わりにシートベルト体験車がありました。
良い天気でしたが気温も高くかき氷にも列ができてました。佐藤屋さんの、のし梅のかき氷を食べて暑さをしのぎました。
さて、端午の節句とはあまり関係ありませんが、GW頃になると白い花が咲きます。
5月になると白い花が咲きます。
ドウダンツツジです。
名前からもわかるようにツツジの仲間で4月から5月にかけて咲きます。
秋には紅葉して真っ赤な葉になります。
公園にも植えてあることも多く、よく見かけるのではないでしょうか。
花言葉は「節制」、「上品」といった言葉で白いきれいな花ですが厳しい環境にも耐えられるという意味が込められています。
アセビと花はよく似ていますが葉の形が丸く、薄いためつがいはわかりやすいです。
「ドウダン」は花が枝分かれした様子が昔の夜間の明かりに使われた灯台に似ているところから「トウダイ」から転じてつけられたようです。
灯台は普段私たちが思いつく海にたっている灯台ではなく、3本の棒を結わえてねじり、その上に油の入った皿を置いたものです。
「燭台」と言った方がわかりやすいでしょうか。
時代劇では部屋の明かりとしてよく見かけますね。
このため漢字では「灯台躑躅」と書きます。
ほかにも「満天星」(まんてんせい)とも書かれます。
暗がりで見ると天に白い星がちらばっているようにみえてきれいです。