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2022.08.21

夏の花-アキノキリンソウ

 昼の日差しはまだ強いですが、夜の風は次第に涼しくなってきました。

ちまたではコロナの感染者数がどんどん増えていきますね。

岸田首相も感染したとのこと、お早い回復を祈っています。

さて、今年も黄色い花が咲きました。

アキノキリンソウです。

漢字では「秋の麒麟草」と書き8-11月に黄色い花をつけます。

格好良い名前ですが、そもそもはキリンソウという植物がもともとあり、これに花が似ており秋に咲くのでこの名前になりました。

元のキリンソウはこれの少し前の5-8月に咲くようです。

花は似ているのですがキリンソウはベンケイソウ科、アキノキリンソウはキク科の植物なので種としては異なるもののようです。

キリンソウの名前は花の形から「黄輪草」とされたという説や、麒麟のたてがみや角に似ているからという説があるようです。

「キリンソウ」は花が丸い形に咲きますが、「アキノキリンソウ」は写真でもわかるように細長い形になりますので風にたなびくと生き物の尻尾の様に見えるかもしれません。

花言葉は麒麟の影響か「強い心」、「安心」といったものになるようです。

薬としても用いられ、利尿、膀胱炎、風邪の咽頭痛、頭痛などに効果があるとされています。

これからどんどん寒くなっていきますので、風邪など引かぬよう、気をつけてくださいね。

2022.08.15

花火大会

お盆シーズンになり、皆さん帰省や旅行など、しばらくぶりに羽を伸ばしているでしょうか。

我が家のお墓は米沢にありますので日帰りで行ってきました。

お昼くらいに行ったので非常に暑かったのですが、ご先祖様に手を合わせ、今までお礼とこれからの無事をお祈りしてきました。

そして、昨日は山形市の花火大会でした。

自治体によっては急遽中止にしたりしたところもあったようですが、山形市は予定通り行われました。

当日は夕方まで雨が降っていたのでどうなるかと思っていましたが、7時になるとドーン、ドーンと花火の上がる音が響いてきました。

連続して様々な色、形の花火が上がっていました。

去年は風がなく、中盤以降は煙で見えなくなってしまいましたが、今年はそんなこともなく、適度な風と気温で快適に花火を見ることができました。

今年の花火は今までよりも大きく、密集してはじけていたような感じがして、見応えありましたね。

花火大会は楽しくもあるのですが、もう少しで夏が終わることを感じてしまうので、終わった後はさみしい気持ちにもなりますね。

お盆明けも気を抜かないように頑張っていきます。

2022.08.10

夏の花-ムクゲ

お盆休みも近くなってきましたが、暑い日々が続いています。

日中は蝉の声が鳴り響いています。

しかし先日の夜にコオロギの鳴き声が聞こえてきました。

暑い中にも季節は確実に過ぎていきますね。

さて、今年もこの暑い中に元気にムクゲが咲きました。

アオイ科フヨウ属の植物です。ハイビスカスの仲間なので花もよく似ています。

平安時代に日本に来て他植物で、庭木などとして昔から親しまれてきました。

秋の季語として俳句にも度々詠まれることからも、昔から親しまれてきた花であることがわかります。

7月-10月頃まで花を咲かせ続けています。

一日花なので、一つの花は数日でしぼんでしまいます。しかし、次々に別の花が咲いているのでずっと咲いているような印象を受けます。

実は花は食べられるようです。生でも、天ぷらでもいけるようで驚きですね。

水虫などの薬にも使われており非常に生活の役に立つ植物だったんですね。

2022.08.07

花笠まつり

8月らしく暑い日々が続きますね。

8月から始まったコロナワクチンの接種も順調に進んでます。

8月分の予約ももう埋まってしまいました。

9月分の予約は8月22日から開始されるようですのでよろしくお願いいたします。

9月はファイザー社製のワクチンの配布量が減るようですので、モデルナ社製のワクチンも混ぜて予約していきますのでご注意ください。

さて数年ぶりに行われた花笠まつりも今日で3日目です。

踊る距離が短くなり、かけ声もなし、ということで少し違和感がありますが、まずは無事開催されたと言うことでコロナ禍の中少し前に進んだのかなとも思います。

花笠をもって大勢の方が元気よく踊っている姿をみれるのは励みになりますね。

観客も以前の人数ほどではないですが、多くの人が来場されているようで、道路も人で埋め尽くされていました。

出店の数も少なくなっておりますが、逆に道路が塞がれるようなこともなく、移動が比較的スムーズにできたのは非常に助かりました。

私も少し見に行ってみましたが久しぶりの熱気あふれる雰囲気が感じられ、とてもよかったと思います。

最後にお向かいの紅の蔵のかき氷をおいしくいただいて帰ってきました。

やはりこういうときに食べるかき氷は格別ですね。

紅の蔵の桃のかき氷と、七日町のイチゴオリを食べてきましたが、どちらもそれぞれの特徴があってとてもおいしかったです。

おいしすぎてあっという間に食べてしまい、後で写真を撮っておけばよかったと後悔してしまいました。

祭りは終わってしまうとさみしさを感じますが、また来年を楽しみに明日からも頑張っていこうと思います。

2022.08.04

花笠物産市

8月にはいり、当院でも4回目のコロナワクチンの接種が始まりました。

8月分の予約は早くも一杯になってしまいました。

感染人数も過去最多となり、皆さんも危機感を持っておられるのかと思います。

そんな中、本日花笠物産市が開かれました。

大雨の注意報が東北や新潟などに出ていましたが、幸い山形市街には大雨は降らず無事開催することができたようです。

露天は道路の西側にのみならび、例年の半分の数でした。

少しさみしい感じもありますが、それでも久しぶりのお祭り気分を味わえたのではないかと思います。

十字路ごとに消毒用のアルコールスプレーが置かれていたのが印象的でした。

さて明日から花笠まつりが始まります。

久しぶりの開催と言うことでどのように行われるのか楽しみにしていきたいと思います。

2022.07.23

土用の丑の日

今日は土用の丑の日でした。

ウナギを食べる日として日本人には定着している日ですね。

昔は7月末に1回しかないと思っていましたが、大学生になりスーパーにちょくちょく通うようになってから、実は8月頭にも土用の丑の日があることを知ってとても驚いた記憶があります。

ウナギを食べるようになった由来は、平賀源内がうなぎ屋を助けるために提唱した、というのは有名な話ですが、そもそも「土用の丑の日」とは何なのでしょうか。

調べてみますと「土用」とは「土旺用時」の略で立春、立夏、立秋、立冬の前18日間を指し、実は各季節ごとにあるようです。

中国の陰陽五行では万物を木、火、土、金、水の五つの属性に当てはめていくのですが、春を木、夏を火、秋を金、冬を水とすると、土だけ余ってしまいます。

そこで、季節の境目である立春、立夏、立秋、立冬の前18日を土に当てはめたとのことです。

また、「丑の日」は昔の暦で、昔は十二支になぞらえて日にちを区切っていましたので、12日ごとに丑の日が回ってきます。

土用は18日間あるので、2回丑の日が回ってくることもあると言うことです。

夏に2回丑の日があることもこれを知れば納得がいきます。

ウナギの旬は秋から冬といわれていますので、秋や冬の土用の丑の日もキャンペーンをはればもっと盛り上がるような気もしますが、その時期はもともと人気があるので敢えて強調することもないと言うことだったのでしょうか。

さておき、今日はウナギをたべて体力をつけ、あしたからの気力を養いたいと思います。

2022.07.22

夏の花-オオギバボウシ

7月も後半に入りましたが、まだ梅雨のような雨の日が続いています。

湿度、気温ともに高く、過ごしにくい日々が続きます。

コロナの感染者も日々うなぎ登りに増えていきます。

今回待機期間の短縮が発表され、抗原キットの配布といった案も出ているようですが、今後どうなっていくのか注視していかないといけません。

さてそのような中、今回の花は「オオバギボウシ」です。

あまり聞き慣れない名前ですが、「うるい」といえば聞き覚えもあるのではないでしょうか。

オオギバボウシの若葉をうるいと呼び、山菜料理としてもよく顔をだします。

酢味噌で食べることが多いイメージでしたが、天ぷらなどにしてもおいしく、いろいろな料理になるようです。

リュウゼツラン亜科ギボウシ属の多年草です。

蕾が欄干の擬宝珠に似ているので大葉擬宝珠というようです。

北海道から九州までと広く分布していますので、あちこちの庭や街路樹の根元などで見かけます。

大きめの葉の中央に50-100cmのまっすぐな茎がのび、その先に薄紫のきれいな花を何個も咲かせます。

いつもはまっすぐ上に伸びるのですが、今年はなぜか横に伸びてしまいました。

風が強かったからでしょうか?

2022.06.30

夏の花-キョウガノコ

六月も終わりになります。

先日梅雨入りしたばかりですが、もう梅雨明けを迎えた地域もあるようで、今年は例年になく梅雨明けの早い年になっているようです。

毎年天候の変化が激しく体がついて行かなくなってきていますね。

今回は「キョウガノコ」です。

バラ科シモツケソウ属の花で、ピンク色の小さな花が集まって咲く初夏の花です。

庭の石灯籠の脇に生えており、第二診察室の窓から見ることができます。

漢字では「京鹿の子」と書きます。

食い意地の張っている私は鹿の子というと和菓子を真っ先に連想してしまいます。

調べてみると名前の由来はどちらも子鹿の背の模様から派生しているようです。

最もキョウガノコの名前はワンクッション置かれていて、京の染め物技法の「鹿の子絞り」から来ています。

鹿の子絞りは丸い点の下絵を中心に布を四つ折りにして、その角を糸でくくることを繰り返して布を染める技法です。すると糸でくくったところは白く四角く、角の先端はかすかに染められて点になります。この形が子鹿の背に現れる白いまだらものように似ていることからこの名前になったようです。

小さい花が集まっている様子が、紅色の鹿の子絞りの模様に似ています。

一方で和菓子の鹿の子も小豆や栗が鹿の模様を連想させるようにして作られたもののようです。

「キョウガノコ」も和菓子の「鹿の子」も元をたどれば鹿の模様に行き着くのです。

これを知ってからそれぞれを見るといずれも鹿の模様にしか見えなくなってしまいます。昔の人の自然のものに例えるネーミングセンスにはうならされますね。

2022.06.21

夏の花-紫蘭

ついに東北も梅雨入りをし、ムシムシと暑い日が続いています。

来月から山形市でもコロナワクチンの4回目の接種が始まります。

当院では8月からの接種を予定しています。

これには理由があります。

7月はモデルナ社のワクチンのみの配布となり、ファイザー社のワクチンが配布されるのは8月以降となるからです。

ファイザー社のワクチンを接種できるようになる8月からの予約とさせてもらいました。

さて、今回は紫蘭です。

「この花の名前は何?」、「シラン」というとある本のなかのやりとりがとても印象深く残っています。

紫蘭はその名の通りラン科の植物で、冬は偽球茎ですごし、5-6月頃に花を咲かせます。

日本や中国が原産です。

当院の紫蘭のように紫の花もありますが、それだけではなく白や青、黄色などいろいろな色があります。

非常に丈夫な植物であちこちに生えているのを見かけますが、野生のものは準絶滅危惧種になっています。

もっとも野生のものかどうかの区別がつかないのですが。

なにか見分け方があれば教えてください。

2022.05.31

春の花-シャガ

5月ももう終わりですね。

寒暖差が激しい日が続きます。体調に気をつけてください。

今回は「シャガ」です。

アヤメ科の植物でアヤメより少し早い4-5月頃に花を咲かせます。

種子を作らない植物で地下茎を使って増えていきます。

このため密集してあちこちに花を咲かせます。

花はアヤメに似ていますが、もっと小さく白い花弁に紫と黄色の斑点が鮮やかに映えます。

ハナカマキリに似ているとてもかわいい花です。

漢字では「射干」と書き、別名「胡蝶花」と呼ばれます。

しかし「射干」は本来「ヒオウギ」を指していたようです。

なぜ「射干」が「シャガ」になったのでしょうか。

興味深いですね。

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