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2022.11.08
皆既月食
昨日からコロナワクチンがオミクロン株のB.A.4,5対応に切り替わりました。
また感染者数が増えているようですので気をつけないといけませんね。
11月8日は皆既月食がありました、しかも天王星が月の後ろに隠れるという天王星食も一緒におこるという珍しいものでした。
なんと1580年以来の出来事となるようです。
日中は曇り空で、月が出ることはなさそうな雰囲気でしたが夜になると見事に月が出てくれました。
隠れ始めるところから見たかったのですが、残念ながら本日は医師会のオンライン受付の説明会がありました。
説明会終了時に空を見上げてみると、すでに月全体が隠れて赤銅色の鈍い光を放っていました。
月食をBlood moonというようですが、まさに血染めの月という色合いでした。
個人的にBlood moonには苦い思い出があったりするのですが、そんなことを思い返したりしていると、次第に月が影から出てきていつもの白い光が戻ってきました。
月食自体は何回か見ていますが、いつ見ても神秘的な光景に感動を覚えます。
残念だったのは天王星が認識できなかったことですね、テレビで拡大しているものを見るとわかるのですが、肉眼では難しかったようです・・・
2022.10.11
秋の草花-ギンモクセイ
秋も深まってきました。
あちこちの庭先からもキンモクセイのよい匂いが漂って来るようになりました。
今回はキンモクセイに似ているヒイラギモクセイです。
庭の西側、お蔵の前で白い小さな花を咲かせています。
今年はキンモクセイよりも早くこちらの方が開花しました。
ヒイラギとギンモクセイの雑種と考えられていて、両者の特徴を備えています。
9-10月頃に開花し白いギンモクセイのような花を咲かせています。
残念ながら香りはキンモクセイほどではないですが、同じようなよい香りです。
葉はヒイラギ似てギザギザしており、ギンモクセイとの違いは一目瞭然です。
ただし本物のヒイラギほどはとげとげしておらず、光沢もありません。
ぱっと見はわかりにくいですが、よく見ると区別できるかと思います。
大分冷え込むようになってきましたので風邪など引かぬよう気をつけてお過ごしください。
2022.10.10
秋の草花-フジバカマ
に冷えてきましたね。
暖かくして体調を崩さないようにしましょう。
今日はスポーツの日ですね。
あいにく朝から雨が降っており、グラウンドはぬれてしまっていました。
さて秋も深まり、今年もフジバカマが咲きました。
キク科フジバカマ属の植物で10月から11月頃に花を咲かせます。
秋の七草の一つで白っぽい小さなふわふわした花がたくさん集まって咲いています。
秋の七草とは春の七草に比べるとメジャーではないかもしれませんが、ハギ、ススキ、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウの七つです。
万葉集にある山上憶良の歌からとられており、
「秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七草の花」
「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」
の歌からとられています。
今NHKで放映されている、鎌倉殿の十三人にもでてくる源実朝もフジバカマを題材にして歌を詠んでいます。
「藤袴 きて脱ぎかけし 主や誰 問へどこたえず 野辺の秋風」
とある姫君がはいていた藤色の袴が花になったという伝説もあり、「藤色の袴」と「藤袴」をかけて詠んだのかと思います。
どんな情景を想像して詠んだのかを考えると面白いですね。
昔から日本に存在したフジバカマですが、今は環境省のレッドリストに載っており、準絶滅危惧種に指定されています。
護岸工事などにより数が減ってしまったようです。
2022.10.09
秋の草花-コムラサキ
10月に入り急激に涼しくなってきました。
インフルエンザワクチンの予約は埋まっていますが、コロナワクチンの予約はほぼ埋まらないですね。
まずインフルエンザからという人が多いのかもしれません。
同時に接種可能とはいえ、フェイザー社のオミクロン対応のワクチンは副反応の率が上がっているようですし、別日にしたいと考えるの人は多いのかもしれません。
それに、同時接種を行って、もし重篤な副反応が起きた場合はどちらが原因なのかわからなくなってしまうのも問題になるかもしれません。
さて、当院の庭の東側に紫色の実がなりました。
公園などでもよく見かける植物、「ムラサキシキブ」です。
ムラサキシキブといえばまず思い浮かぶのが源氏物語の著者の香子さんこと紫式部ですね。
実際にムラサキシキブの語源もその江戸時代の植木屋さんが紫式部になぞらえてつけたという説があります。
ほかに紫の実が重なり合うところから「紫敷き実(むらさきしきみ)」がなまったものとされる説もあるようです。
様々な種類があるようですが、これは実の小さな「コムラサキ」と思われます。
シソ目クマツヅラ科ムラサキシキブ属の植物で日本全国に分布していおり、観賞用としてあちこちに植えられています。
花が咲いた後、最初は白-緑色の実がなり、次第に紫色に染まっていきます。
3mmくらいの紫色の実が集まり葡萄のようにみえます。
あちこちで見かける印象ですが、実はあちこちの県でレッドリストにのっているようです、全く信じられませんが・・・
2022.10.08
十三夜
本日10月8日は十三夜でした。
あまり聞かない言葉ですが、旧暦の9月13日の夜のことで十五夜と並ぶ名月とされていています。
十五夜が中国で始まった風習なのに対し、十三夜は日本で生まれた風習です。
諸説ありますが平安時代の醍醐天皇が始めたという説が有力です。
満月から少し欠けた月を愛でるのは日本独自の風習で、十五夜とセットで楽しむものとされ、一方しか行わないのは「片見月」といわれ縁起が悪いものとされています。
豆や栗が収穫できる季節であり、別名「豆名月」や「栗名月」ともよばれます。
今年は十五夜に続き十三夜もきれいな月が見えました。
確かに十五夜に負けず劣らずの月で、昔から愛されていたのも頷けます。
昔の人も収穫が終わった後、この月を見て一年の恵みの感謝の気持ちと、来年への気持ちを改めていたのでしょうか。
今年は月が明るすぎてスマホではなかなかうまくとれませんでした。
少し雲がかかるとハレーションが強く真っ白になってしまいました。
お団子を・・・と思いましたが、今年は買い逃してしまい、目で楽しむだけとなってしまいました。残念です。

2022.09.29
秋の花-シュウメイギク
今年もインフルエンザの予防接種の予約が始まりました。
今回は10月、11月分のコロナワクチンの予約も同時に始まったため、慌ただしくなっています。
10月からコロナワクチンはファイザー社のオミクロン対応の二価ワクチンとなります。
B.A.2対応の二価ワクチンです。B.A,5対応ではないようです。
いずれはB.A.5対応のワクチンに切り替わっていくのでしょう。
心配なのは副反応ですが、ファイザー社のワクチンはだるさ、発熱の出現する頻度が少し増えてしまうようです。
気をつけてください。
さて今回はシュウメイギクです。
この時期になると医院の看板のあたりに白い花を咲かせ、風にゆらゆらと揺れています。
この景色を見ると秋を感じますね。
漢字では「秋明菊」と書くので菊の仲間かと思ってしまいますが、実はキンポウゲ科でアネモネのなかまです。
中国から入ってきた植物で、秋牡丹とも言われていたようです。
花びらは退化してしまい、ガクが花びらのように見えています。
いろいろな色がありますが当院のものは白く鮮やかです。
また、中国では「秋冥菊」と書き、この世のものではない美しさを表しているようです。
美しいだけではなく、プロトアネモニンという毒も持っており、汁液は嘔吐、下痢、皮膚炎などを引き起こすので注意が必要です。
気をつけましょうね。
2022.09.28
秋の草花-ヤブラン
台風14号が過ぎ去った途端に朝晩の冷え込みが強くなりました。
風邪を引く人も増えてきましたの体調にはお気をつけください。
さて今回はヤブランです。
ランの仲間かと思う方が多いかと思いますが、キジカクシ科ヤブラン属の植物で、ランの仲間ではありません。
葉の形がランに似ているのでこの名前になったようですが実はユリの仲間に当たります。。
葉の間からにょきっと花茎がでて、ここに紫色の花を多数咲かせます。
その後黒紫色の種子をつけます。
根は薬として扱われます。医療現場でもよく使われる麦門湯(バクモントウ)の材料になります。
薬局でも売っているのでご存じの方も多いと思いますが、風邪の引き始めによく使われていますね。
これからの季節、風邪を引きやすくなりますのでお気をつけください。
ところで、このヤブラン、学問草とも言われるようなのですが、まだわかりません。
なぜなんでしょうね。
2022.09.11
中秋の名月
4回目のワクチン接種も開始から2ヶ月がたとうとしています。
今月からワクチンに大きな変化が生まれます。
それが、今月末から、オミクロン対応のワクチン(モデルナ社)が集団接種で開始されるということです。
昨日連絡がありましたが、来月以降の個別接種のワクチンもオミクロン対応ワクチン(ファイザー社)になるようです。
配布数も多いよう(申告制なので実際の数は不明ですが・・・)で、最初のワクチンの時とは偉い違いです。
今回の変更は急なので二価ワクチンの副反応などの情報も不足しており、不安があることも否めませんが、前進していると捉えてよいのでしょう。
さて昨日9月11日は中秋の名月でした。
非常によい天気で、東の空から昇るところから南の空に上がるところまでずっと見ることができました。
所々薄い雲がかかりましたが、満月は隠れることなく見えていました。
スマホで写真を撮ると、かなり明るく煌々と輝いているようにみえます。
中秋の名月は明治5年まで使用されていた太陽太陰暦の8月15日に見える月のことを指します。
平安時代に中国から日本に伝わった風習ですが、日本でも十五夜として親しまれる風習となっています。
今年もきれいな満月でしたが、必ずしも満月を指すわけではありません。とはいえ、多少の差なのでぱっと見た感じは区別がつかないですね。
ススキとお団子を添えてゆっくりときれいな満月をめでたいものです。
十五夜の次は十三夜があります。
今年の十三夜は10月8日のようです。片方だけだと縁起も悪いともいいますし、10月8日も晴れてきれいな月を眺められるとよいですね。

2022.08.28
夏の花-キツネノカミソリ
次第に気温が落ちてきて秋を感じるようになってきました。
いつの間にやら8月ももう終わりですね。
今回はキツネノカミソリです。
5年ぶりに咲いたとのこと、第二診察室の窓からも見ることができます。
オレンジ色の花と言いますが、当院のはピンクに近い色ですね。
ユリのように見えますが、ヒガンバナ科でもあり、茎と花があるだけで葉の姿が見当たりません。
ヒガンバナと同じように早春から初夏にかけ葉を出し、夏になると葉が枯れます。
8月の中頃に花茎をのばし、オレンジ色の花を咲かせます。ヒガンバナの少し前に咲くのですね。
ニョッと地面からはえているのを見ると、違和感を感じて驚いてしまいます。
名前の由来は、葉っぱが細長くてカミソリに似ているからと言われていますが、なぜ狐なのかははっきりしないようです。
どんな逸話あるのか想像が膨らみますね。



2022.08.22
夏の花-アサガオ
本日から9月分のコロナワクチンの接種予約が始まりました。
オミクロン対応のワクチンも10月にはという話もあり、迷われている方も多いとは思いますが、副反応のことなど不明な点も多く、また本当に10月に接種できるのかも不明であり、現時点では重症化を防ぐ意味合いでも現行のワクチンを接種することをおすすめしています。
一昔前に新型インルエンザが流行したとき、従来のワクチンと新型用のワクチンの2本を接種することになったときがありました。
このときもいろいろ接種後に副反応の問題がいろいろありましたし、情報をしっかり集めていかなければと思います。
さて、夏の終わりにこの花が咲きました。
昨年もそうでしたが、うちではさくのが遅いアサガオです。
ヒルガオ科、サツマイモ属の植物で、花の形は確かにサツマイモによく似ています。
日本に広く普及しており、夏にはそこかしこで見かけられ、小学一年生の観察日記の宿題として用いられることが多いですね。
朝になると花が咲き、翌日にはしぼんでしまいます。
奈良時代末期から平安時代にかけて遣唐使が日本に持ち込んだとされ、多種多様な種類があります。
当初は下剤などの薬用の植物として扱われていたようですが、江戸時代に品種改良を重ねて種類が増えたようです。
秋の七草にもアサガオが出てきますが、こちらはこのアサガオではなく桔梗のことを指しているという説が有力なようですね。
花言葉は、蔓が巻き付いていく様子から「愛情」、「結束」などがあります。
様々種類がありますが、今年は濃い藍色に白い縁取りがある、非常に映える花となっています。
こんなきれいな花を一日しか見れないなんてもったいないですよね。





