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2024.04.23
春の花-スミレ
昨日は寒かったのですが、今日は温かい日と、寒暖差が激しい日が続いています。
これだけ気温の差が激しいと、めまいや頭痛など自律神経失調のような症状が出る方もいらっしゃいます。
そのようなときこそなるべく規則正しい生活を送るように心がけましょう。
さて今回はスミレです。
3-5月頃に紫色の小さな紫色の花を咲かせる春の代表的な花の一つです。
昨年はGWの頃にさいてましたので、今年は少し早めの開花でしょうか。
例年単発でポツポツと咲いていますので、密集して咲いている姿は少し新鮮でした。
花言葉は「謙虚」、「誠実」と小さくひっそりと咲く姿にぴったりの単語です。
語源は大工さんの使う「墨入れ」に形が似ているからということですが、墨の黒い色からは想像できないきれいな色ですね。
スミレは沢山の種類(150種類以上と言われているようです。)があって正式に同定するのは難しいです。
当院に咲いているものは「マルバスミレ」ではないかと思われます。
日本では本州、四国、九州に分布し、北限が青森、南限が屋久島まで存在するようで、北海道では咲かないようです。
スミレの花は砂糖漬けにしたり、葉を天ぷらにしたりするようですが、根には毒を含む種も有るようで注意が必要です。
スミレは繁殖の仕方がかなり特徴的です。
種子がなりますが、種にはエライオソームと呼ばれる蟻などが好む成分が付着しており、これにより蟻などの生物に遠くまで運んでもらって増えていくようです。
今年密集して咲いたのは、昨年の蟻さんが一生懸命そこに集めてくれたからなのですね。


2024.04.21
春の花-ヒメツバキ
桜も完全に散ってしまいしましたね。
そろそろ花粉症も落ち着きつつあるでしょうか。
先日はヤマツバキでしたが今回はヒメツバキです。
当院の正面で一生懸命咲いてくれています。
ヤマツバキと違いピンク色で花弁が幾重にも重なっておりお姫様というのも納得の愛らしさです。
今年は例年よりも少し早く、一斉には咲かないで北側が主に咲きました。
主観かもしれませんが散るのも早かった気がします。
この花を見ながら頑張っていこうと思いますのでよろしくお願いします。


2024.04.19
春の花-ヤマツバキ
4月も後半に入りました。暖かくなったせいか植物の変化が急速になっています。
今回は「山椿」です。
ヒメツバキのピンク色も良いですが、ツバキといったら紅ですね。
入り口の少し脇に咲いていますので、注意すると入るときに見えると思います。
2-4月に開花して冬のイメージもありますが春の季語になっています。
花もきれいですが、種からは油をとったりと生活にも必要な植物です。
あまり大きくならないと言われていますが、山形市の市役所にも大きな古椿があるので是非見に行ってみてください。
ところで、古いツバキには霊が宿るとされています。
もともと日本には古い木には霊が宿るという考えがあり、「木霊」と呼ばれています。
もうかなり前になってしまいますがジブリ映画の「もののけ姫」にも出てきたのでよく知られてるかと思います。
人に良いことをしてくれたり、災いをなしたりといろいろなタイプがありますが、椿の霊は人に災いをなすことが多いようです。
これは花びらが散るのではなく、首元から花が落ちるため死を連想させるとして縁起が悪いとされていることが関係しているのかもしれません。
江戸時代の鳥山石燕の今昔画図続百鬼にも古椿の霊としてあげられるくらいメジャーな霊だったようです。
石燕の絵では庭先に大きな花をつけた椿が書いてあります。
あちこちに椿に関する怪談があるようですが、実は山形にも椿の怪談があるようです。
旅人を蜂に変えてしまい、自らの花におびき寄せて食べてしまうという恐ろしい話です。
黒緑の葉に囲まれた中に紅い花がぽつんと咲いているのを見ると妖しげな雰囲気がして、昔の人が化けると考えたのも納得できる気がします。
山形の化け椿もまだどこかで咲いているのでしょうか。
そして当院の椿もいつか化けるのでしょうか。そう考えると楽しみになってきますね。


2024.04.16
春の花-アセビ
先日満開になった桜もあっという間に散り始めています。
咲いていたのは一週間くらいの間でしょうか。
もう桃色から黄緑色へ変わり始めています。
気温は早くも夏日を記録しているところもあるようで、今年の夏も猛暑になるのでしょうか。
第二診察室からも見えますが、今回は「アセビ」です。
アセビはツツジ科の植物です。
小さな白い袋状の花がたくさん集まってます。最初ドウタンに似ていると思いましたが、同じツツジ科の仲間だったとのことで納得です。
別名を「馬酔木」ともいい、馬が葉を食べると毒にあたって酔っているようにふらふらするということが由来になっているようです。
実際に葉などには「アセボトキシン」という毒が含まれており、当然人間にも有害で、下痢、腹痛、呼吸麻痺などを引き起こします。
昆虫にはこの毒を利用するものがいます。
ヒョウモンエダシャクと言う蛾の仲間で幼虫の時期にアセビの葉を食べて体内に毒を蓄積させるようです。
またアセビは英語名で「Japanese andromeda」ともいわれます。
ギリシャ神話のアンドロメダにならってか花言葉は「犠牲」、「献身」となっています。
他にも毒のためか「危険」という花言葉もありますが、きれいなものには毒があるのですね。

2024.04.10
満開の桜
寒暖の差が激しい日が続きますね。
昨日の風雨はかなり強かった様で各地の桜を散らしてしまったようです。
幸い山形はこれから満開に向かいところでしたのでそこまでの問題はなかったかと思います。
桜の開花宣言がでて。桜もずいぶん咲いてきました。
木によって差はありますが満開の桜が増えています。
夜空と対照的な白い花がライトアップされて、とてもきれいです。
夜お花見としゃれ込むにはまだ寒さが厳しいですが・・・


2024.04.08
新年度 満開の梅
新年度になり1週間がたちました。
無事新年度を迎えることができました。
これも皆さんのおかげと感謝いたします。
今年度も心新たに頑張っていきますのでよろしくお願いいたします。
4月になってから気温が上がり急に暖かくなりました。
3月まで週末になると雪が降っていたのが嘘のようです。
昨日、山形でも桜の開花宣言がありました。
昨日霞城公園に行ってみましたが、霞城公園の桜はまだ咲き始めたばかりであまり咲いていませんでした。
満開の桜を見るにはもう数日かかるようです。
かわりに梅が咲き誇っていました。
今日は小学校の入学式があったようで、青空の下、満開の梅の花の中の入学式になったのでしょう。
もちろん当院の梅も満開になりました。当院では紅梅1本、白梅が2本生えていますが、いずれも満開です。
白梅は高齢で実はなりませんが、例年よりも多く咲いているような印象を受けます。
年をとってもまだまだ頑張れると語っているようです。
この先も長くきれいな花を見せてほしいと願います。


2024.03.27
さくらの日、梅の花
今日、3月27日は桜の日でした。
3×9(咲く)=27の語呂合わせと、七十二候の桜始開の時期であることから1992年に日本さくらの会によって制定されました。
しかし、山形では前日に雪がふり、まだまだ寒く、桜が咲くのはまだ先になりそうです。
代わりに梅の花が満開になってきました。
2月の暖かかった時期に霞城公園では梅が咲いたりしましたが、家の梅は咲きそうで咲かない状態が続いていました。
しかしやっと3月も終わりのこの時期に満開になりました。
いい匂いが漂ってきます。見た目も華やかできれいですね。
今週は山形大学医学部の卒業式もありました。
きれいな格好をしている方を見かけますが、皆ようやく勉強から解放され晴れやかな顔をしていました。
新たに旅立ちをむかえる方々を祝福するようにあちこちで梅の花が咲いています。
これから社会に出て色々大変なこともあるでしょうが、くじけず羽ばたいてくれることを願っています。

2024.03.21
春の花-フクジュソウ
昨日は春分の日でした。
お彼岸ということもあり、米沢のお寺まで行ってきました。
毎年雪が積もっているためお墓までたどり着けないのですが、今年は雪が全くといって良いほどなくお墓までたどり着くことができました。
さりとて天気は雨だったり、雪がちらついたりと安定せず、暖かいとは言いがたい一日でした。
先日蕾だった福寿草も花が開きました。
開きましたが、あまり晴れの日が多くないのでずっと閉じ気味のことが多いですね。
日中は花が開いているのですが、曇天や夜間は閉じてしまうのです。
キンポウゲ科の植物で別名「元日草」といいます。
日中に開いているときは中央に光を集め保温力を高め受粉に利用するようです。
そして春が終わると地上に出ている部分は枯れて地中で休眠し翌春に備えます。
毎年同じあたりに生えてくるのもこのためですね。
花言葉は「幸せを招く」、「永久の幸福」と縁起の良いものですが、西洋ではギリシア神話に由来して「悲しい思い出」というものもあるようです。
また、飾る分にはよいのですが、全体に毒があるので食べるのはやめておきましょう。
食べると悲しい思い出になってしまいますから。

2024.03.03
春の訪れ、桃の節句
今年も3月に入り、今年度最後の月になりました。
ここ数週間は温かい日だったり雪が降ったりと寒暖差が激しい日が続きます。
もう終わりかな?と思うと雪が降っての繰り返しですね。
幸い、積もっても日中には溶けてしまうので雪かきはそこまで大変ではないですがそろそろ雪は終わりにしてほしいですね。
家の梅の花も咲くのを今か今かと膨らんできていますが咲き時に悩んでいるかのようです。
医院ではフクジュソウがもう少しで咲きそうです。
さて、3月3日は桃の節句です。
桃の花が咲く頃なので「桃の節句」といいますね。
実際の桃の花は3月下旬位から咲き出すので、実際には桃の花がさくのはもう少し先になります。
桃の節句なのに桃の花は咲かないじゃないか、と思われる方もいると思いますが、元々は旧暦で行われていたものなので実際の時期とは少しずれています。
今年の旧暦3月3日は、4月11日になるようです。
4月なら納得ですね。
今の様な形で祝うようになったのは江戸時代からのようです。
平安貴族が3月3日に汚れを落としたのが始まりとされていて、次第に流し雛の様な形で汚れを祓うようになっていき、江戸時代に「五節句」が制定された際に今の形になったようです。
いずれにしても健康を祈るのは昔から変わらないようです。
健康が一番の宝だったのかもしれませんね、私たちも気をつけていきましょう。


2024.02.07
ラーメンの日
先日雪のない節分は珍しいですね、と書きましたが、翌日にはまさかの大雪でした。
関東では警報級の大雪がふり、ニュースになっていました。
100人以上の方が救急搬送されたとのこと、気をつけないとですね。
山形市でも夜まで雪は降り続け、大分積もるかと思っていたのですが、幸いそこまでの雪ではなく、翌日には大分溶けてくれました。
日中の気温が高かったのでしょうか。
1月末の雪のほうが大変でした。
さて、今年のラーメン消費量日本一は無事山形市になったとのこと、おめでとうございます。
今日、2月8日は「山形市ラーメンの日」と制定されています。
ラーメンの聖地を宣言した日、ということが理由のようです。
2月10日、11日は第一小学校のQ1でイベントもやるようですので盛り上がってほしいですね。
山形市のラーメンの日は2月8日ですが、実は日本ラーメン協会が制定した「ラーメンの日」もあるようです。
それは7月11日、です。
7をレンゲ、11を箸に見立てたり、ラーメンを初めて食べたといわれる水戸光圀の誕生日に由来しているとのことです。
どちらの日もラーメンを食べて盛り上がっていきたいです。





