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2023.08.28
夏の花-アキノキリンソウ
ニュースなどではあまり取り上げられませんが、体感としてはコロナの感染者数がどんどん増えています。
発熱外来も毎日予約で埋まっており、8割方コロナ陽性となります。
話を聞くとどこで感染したかわからない、という人が多いので気をつけてください。
そして、この影響で咳止めの数が足りなくなっているようです。
予防が一番ですので手洗いうがいをしっかりしましょう。
さて、今年は早めに黄色い花が咲きました。
しっかり先端までで咲いてからと思っていましたが、今年は部分的に咲くだけで全体がうまく咲きませんでした。
アキノキリンソウです。
漢字では「秋の麒麟草」と書き8-11月に黄色い花をつけます。
格好良い名前ですが、そもそもはキリンソウという植物がもともとあり、これに花が似ており秋に咲くのでこの名前になりました。
元のキリンソウはこれの少し前の5-8月に咲くようです。
花は似ているのですがキリンソウはベンケイソウ科、アキノキリンソウはキク科の植物なので種としては異なるもののようです。
キリンソウの名前は花の形から「黄輪草」とされたという説や、麒麟のたてがみや角に似ているからという説があるようです。
「キリンソウ」は花が丸い形に咲きますが、「アキノキリンソウ」は写真でもわかるように細長い形になりますので風にたなびくと生き物の尻尾の様に見えるかもしれません。
花言葉は麒麟の影響か「強い心」、「安心」といったものになるようです。
薬としても用いられ、利尿、膀胱炎、風邪の咽頭痛、頭痛などに効果があるとされています。
これからどんどん寒くなっていきますので、からだに気をつけてください。
2023.08.27
かき氷に見えないかき氷
暑い日々が続きます。
今年の暑さは昨年までとは1ランク違い、体調を崩す方も多いようです。
救急車のサイレンを耳にすることも多く感じてしまいます。
こう暑いときは冷たいものが食べたくなります。
ちょうどかき氷祭りを七日町でやっているというのでたべに行ってきました。
済生館の近くにある北前屋で3つのお店が並んでいました。
かき氷も一風変わっていて、どれにしようか迷ってしまいます。
和風のかき氷として、わらび餅、宇治抹茶、イチゴ大福、洋風のかき氷としてショートケーキ(イチゴ、桃)、プリン等
他にも台湾かき氷、トルコアイスと、一見かき氷とわからないようなものが並んでいます。
悩んだ結果クリームブリュレかき氷を頼みました。
かき氷の上にクリームがのって、本当にブリュレされています、かき氷自体にも桃が入っていて、シロップがたっぷりですごくおいしかったです。
桃のショートケーキも分けてもらいましたが、こちらも桃のシロップがたっぷりかかった氷が本当の生クリームで覆われていて本当にケーキでした。
最初は驚きますが、氷もクリームの甘さに負けないくらい甘いですので、さっぱりした氷とこってりしたクリームが非常に合いサクサクと食べ進めることができます。
写真をとってみましたが、かき氷に見えませんね。
わらび餅をお土産に帰ってきましたが大満足でしたね。
また来年もやってほしいです。
2023.08.26
夏の花-ムクゲ
今年もこの暑い中に花も元気に咲いています。
暑すぎるためか少し勢いがなかったですが、ムクゲが咲きました。
毎年、白い花が木を覆うばかりに咲くのですが今年は、そこまでの数は咲きませんでした。
アオイ科フヨウ属の植物です。ハイビスカスの仲間なので花もよく似ています。
なんとなく南国っぽい雰囲気があります。
平安時代に日本に来て他植物で、庭木などとして昔から親しまれてきました。
秋の季語として俳句にも度々詠まれることからも、昔から親しまれてきた花であることがわかります。
7月-10月頃まで花を咲かせ続けています。
ずっと咲いている印象を持ちますが、実は一日花なので、一つの花は数日でしぼんでしまいます。
ところが次々に別の花が咲いているのでずっと咲いているような印象を受けるのですね。
そして花は食べられるようです。生でも、天ぷらでもいけるようで驚きですね。
なんとなく香りや蜜があっておいしそうなイメージがでてきます。
水虫などの薬にも使われており非常に生活の役に立つ植物だったんですね。
2023.08.07
花笠まつり
3日間続いた花笠まつりも今日でおわりです。
大雨が降ったりしましたが祭りの開始までにはやんで少し涼しくなったりとお天気的には恵まれたのではないかと思います。
暑いことには変わりませんでしたが・・・
今年も文翔館まで歩いてみましたが、人はすごい多く活気が戻っている印象を受けました。
山車も沢山出ており、蔵王権現の山車は迫力有りましたね。
踊りの開始位置が変わったり、山車の待機位置が変わったりと今までと違いはあるものの盛り上がったのではないかと思います。
踊りのスタート場所が郵便局になったので、昔は医院にいても聞こえていた「ヤッショーマカショ」の音楽が、今年は医院では聞こえませんでした。
踊る範囲が狭くなったのは少しさみしいですけど、また祭りの熱が戻ってきたことはうれしいことです。
実際踊っている人たちの勢いは今までよりもすごかった印象を受けました。
踊りの盛り上がりを見ながら文翔館から十日町まで戻ってきて、最後は紅の蔵のかき氷を食べました。
ここのかき氷、おいしくて毎年花笠の帰りに食べています。
とても桃のシロップ漬けが、氷の下、中、上と三重にたくさん入っていて、桃の味がしっかりしていてとてもおいしいです。
花笠を見て熱くなった体を冷やすのに最適です。
花笠がおわるとお盆の時期に入っていきます。
台風も近づいているようなので気をつけていきましょうね。
2023.08.04
花笠サマーフェスティバル
今日は花笠サマーフェスティバルでした。
天気は良かったのですが、その分暑さも強く、参加された皆さんお疲れ様でした。
本当に暑いので、熱中症にならないように気をつけて参加されたと思います。
当院の前でも高所作業車が子供を乗せて忙しく上がったり下がったりしていました。
残念ながら私は見に行くことができませんでしたが、屋台は片側だけだった様に見えたので完全に元通りではなかったのかもしれません。
明日から花笠祭りです。
4年ぶりということで人手がどの位になるのか想像が難しいですが、暑さに気をつけて楽しんでください。
2023.07.30
土用の丑の日
暑くて寝苦しい夜が続きます。暑さのため体調を崩す人が多くなっている印象です。
体力が落ちるこの時期、スタミナをつける日として作られた代表的な日が土用の丑の日です。
ウナギを食べる日として日本人には定着している日です。
最近は2日あることが多かったですが、今年は1日しかありません。
ウナギを食べるようになった由来は、平賀源内がうなぎ屋を助けるために提唱した、というのは有名な話ですが、そもそも「土用の丑の日」とは何なのでしょうか。
調べてみますと「土用」とは「土旺用時」の略で立春、立夏、立秋、立冬の前18日間を指し、実は各季節ごとにあるようです。
中国の陰陽五行では万物を木、火、土、金、水の五つの属性に当てはめていくのですが、春を木、夏を火、秋を金、冬を水とすると、土だけ余ってしまいます。
そこで、季節の境目である立春、立夏、立秋、立冬の前18日を土に当てはめたとのことです。
また、「丑の日」は昔の暦で、昔は十二支になぞらえて日にちを区切っていましたので、12日ごとに丑の日が回ってきます。
土用は18日間あるので、2回丑の日が回ってくることもあると言うことです。
夏に2回丑の日があることもこれを知れば納得がいきます。
ウナギの旬は秋から冬といわれていますので、秋や冬の土用の丑の日もキャンペーンをはればもっと盛り上がるような気もしますが、その時期はもともと人気があるので敢えて強調することもないと言うことだったのでしょう。
今年も昨年以上に暑い夏になりそうですので、ウナギを食べて暑さに負けないようにしたいと思います。
2023.07.18
夏の花-オオギバボウシ
早くも7月も後半に入ってしまいました。今年は雨がひどい地域と暑さがひどい地域と2分されています。
この週末は東北で線状降水帯が出現とのことで覚悟していました。
実際には秋田はものすごい雨で市街地が水に浸っていましたが、一方で山形は良い天気でかなり暑い日々でした。
秋田の被害は尋常ではなさそうで驚きました。
さて、今回の花は「オオバギボウシ」です。
あまり聞き慣れない名前ですが、「うるい」といえば聞き覚えもあるのではないでしょうか。
オオギバボウシの若葉をうるいと呼び、山菜料理としてもよく顔をだします。
酢味噌で食べることが多いイメージでしたが、天ぷらなどにしてもおいしく、いろいろな料理になるようです。
リュウゼツラン亜科ギボウシ属の多年草です。
蕾が欄干の擬宝珠に似ているので大葉擬宝珠というようです。
北海道から九州までと広く分布していますので、あちこちの庭や街路樹の根元などで見かけます。
銀山温泉に行ったときに川沿いに沢山生えていてきれいに思ったことを思い出します。
大きめの葉の中央に50-100cmのまっすぐな茎がのび、その先に薄紫のきれいな花を何個も咲かせます。
去年はなぜか横に伸びましたが、今年は縦に伸びてくれました。
伽羅の根元に大きな水芭蕉のような葉の中心に花がのびています。
医院の入り口からもぎりぎり見えるのではないでしょうか。
風が強かったからでしょうか?
2023.06.28
夏の草花-キョウガノコ
梅雨に入りジメジメした日々が続きます。
しかも気温は高いという体にとっては悪い条件が加わってしまっています。
脱水症になりやすいですので、水分補給に注意してください。
通勤途中にタチアオイがさいているので毎日横目で見ていますが、大分上の方まで花が咲きました。
タチアオイはてっぺんまで花が咲く頃には梅雨が明けると言われていますので、梅雨ももう少しの我慢でしょうか。
当院の庭にはタチアオイはありませんが、この梅雨の時期はピンク色のポワポワした花が咲きます。
キョウガノコです。
バラ科シモツケソウ属の花で、ピンク色の小さな花が集まって咲く初夏の花です。
雨に濡れるとピンク色が濃く見え、遠くからでも映える花です。
漢字では「京鹿の子」と書きます。
個人的には鹿の子というと和菓子を真っ先に連想してしまいます。
実は名前の由来はどちらも同じで、子鹿の背の模様から派生しているようです。
最もキョウガノコの名前はワンクッション置かれていて、京の染め物技法の「鹿の子絞り」から来ています。
鹿の子絞りは丸い点の下絵を中心に布を四つ折りにして、その角を糸でくくることを繰り返して布を染める技法です。すると糸でくくったところは白く四角く、角の先端はかすかに染められて点になります。この形が子鹿の背に現れる白いまだらものように似ていることからこの名前になったようです。
小さい花が集まっている様子が、紅色の鹿の子絞りの模様に似ています。
一方で和菓子の鹿の子も小豆や栗が鹿の模様を連想させるようにして作られたもののようです。
「キョウガノコ」も和菓子の「鹿の子」も元をたどれば鹿の模様に行き着くのです。
これを知ってからそれぞれを見るといずれも鹿の模様にしか見えなくなってしまいます。面白いものですね。
2023.05.25
春の花-タンポポ
さて今回はタンポポです。
大分綿毛になってしまいましたが・・・
タンポポといえば春というイメージですが、最近は一年中見かけるかと思います。
なぜこうなったのか、それはタンポポの種類によります。
世に出ているタンポポは大きく分けると「ニホンタンポポ」、「セイヨウタンポポ」の2種類になります。
違いはいろいろあり、まとめると
繁殖方法:ニホンタンポポ;高受粉なので昆虫などがいないと種を作れない。
セイヨウタンポポ;受粉せずに繁殖できる。
開花時期:ニホンタンポポ;春のみ
セイヨウタンポポ;一年中
種子:ニホンタンポポ;数が少なく、重いので飛びにくい。
セイヨウタンポポ;数が多く、軽いので遠くまで飛びやすい。
という感じです。
見分け方は葉の形も違うのですが、一番わかりやすいのは花の根元にある総包片の形です。
総包片が反り返っていないのがニホンタンポポ、反り返っているのがセイヨウタンポポです。
一年中咲いているのはセイヨウタンポポなのです。
セイヨウタンポポの方が繁殖力が強いのであちこちで見かけるようになったのです。
比較すると一見しただけでニホンタンポポの方が増えにくそうに見えますね。
実際にニホンタンポポの数は少なくなっているようです。
当院のニホンタンポポは去年よりさらに少なくなっておりなかなか見つからなくなっています。
大事にしていかないといけませんね。
2023.05.24
春の花-ヒメシャガ
昨日はシャガをご紹介しましたが、さらに小さいヒメシャガも咲きました。
シャガをそのまま小さくした花です。
シャガと比べると花の大きさも背丈も格段に小さいです。
これは紫と言うよりは白が強いです。
昨年までは一輪しか咲きませんでしたが、今年は地下茎が伸びたのか花の数が増えました。
以前患者さんからいただいた花ですが、毎年花を咲かせてくれて、見ると優しい気持ちにさせてくれます。