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2023.09.30
中秋の名月
今日で9月も終わりです。明日からは10月になります。
暑かったり寒かったりで季節がわかりにくいですね。
10月からは山形市でもコロナウイルスのワクチン接種が始まります。
今回はファイザー社のXBB型対応の1価ワクチンになります。
また、同時にインフルエンザのワクチン接種も可能になります。(という印ではインフルエンザは10月23日からです。)
副反応などのリスクはあり当院では同時接種は行っておりませんのでご注意ください。
さて昨日9月29日は中秋の名月でした。
しかも今年はちょうど満月と重なる年です。次回の満月の中秋の名月はは2030年と言うことで7年後になります。
前日まで雨が降っており、今年は見れないだろうと思っていましたが、当日は見事に晴れて煌々と満月が照っていました。
今日は雨が降っていたので本当に十五夜の日だけ晴れたことになります。
誰かが満月を皆が見れるようにその日だけ晴れにしてくれたようにも思えます。
中秋の名月は明治5年まで使用されていた太陽太陰暦の8月15日に見える月のことを指します。
平安時代に中国から日本に伝わった風習ですが、日本でも十五夜として親しまれる風習となっています。
今年はきれいな満月でしたが、必ずしも満月を指すわけではありません。とはいえ、多少の差なのでぱっと見た感じは区別がつかないですね。
十五夜の次は十三夜があります。
今年は10月27日です。この日もぜひ晴れて欲しいものです。


2023.09.27
秋の草花-ススキ
9月も終わりに近づき、朝晩の冷え込みが急に強くなってきました。
しかし、日が照っている間はまだまだ暑く、ニュースでも東京はまた夏日に戻るといっていました。
寒暖差が激しく体にはきびしい状態はしばらく続くようですね。
草花も急に秋支度を始めています。
最初に目につくのは、秋の草花の代表格ともいえる「ススキ」です。
イネ科の植物で、茅とも呼ばれています。
茅葺きの屋根でお馴染みの茅ですね。
秋の七草の一つとして昔から日本全国に生えています。
花が咲いた後に白い綿毛をはやした種がつき、動物の尾っぽの様になることから尾花とも呼ばれています。
夕日に照らされて金色に輝くススキの野原は感動ものです。
今までで一番印象深かったのは霧ヶ峰のススキ野原ですね。一面金色の景色でした。
キツネがひょっこり出てきそうで、見る度に泣きそうになってしまいます。
ちなみに私はイネ科のアレルギーも持っているので花が咲いている時期に行ってしまうと別の意味で涙が止まらなくなります・・・
秋の花粉症はイネ科の植物で誘発されることも多いですのでつらい人にはつらいと思います。
当院のススキはなかなか増えず何年たってもお蔵の脇に数本が生えるのみです。
一面のススキに憧れる身としては寂しいのですが、花粉症のことを考えるとちょうど良いのかも、と思うようにしています。


2023.09.05
夏の花-キツネノカミソリ
9月に入りました。
日中はまだ焼けるような暑さが続きますが、夜の風は少し涼しくなりましたね。
蝉の声もぱったりと聞こえなくなり、コオロギの鳴き声が響くようになりました。
夏の終わりなるとシュッとのびて咲く花があります。
今回はキツネノカミソリです。
昨年5年ぶりに咲いたとのですが、今年も咲いてくれました。
オレンジ色の花と言いますが、当院のはものピンクに近い色ですね。
ユリのように見えますが、ヒガンバナ科でもあり、茎と花があるだけで葉の姿が見当たりません。
ヒガンバナと同じように早春から初夏にかけ葉を出し、夏になると葉が枯れます。
8月の中頃に花茎をのばし、オレンジ色の花を咲かせます。ヒガンバナの少し前に咲くのですね。
ニョッと地面からはえているのを見ると、違和感を感じて驚いてしまいます。
名前の由来は、「カミソリ」は葉っぱが細長くてカミソリに似ているからと言われています。
「キツネ」は狐火から来ていると言われています。昔は正体がわからない火はキツネが吐いている狐火とされていました。
森の暗がりで葉っぱもなく何もないところに現れる花は、さぞかしキツネが吐いている火に見えたのでしょう。
火を表す妖怪は様々いますが、キツネがより一般的だったり、お稲荷様の神社に生えていたりしたところから、キツネが選ばれたのでしょうね。
四国では狸にいじめられてなければ良いのですが。


2023.08.28
夏の花-アキノキリンソウ
ニュースなどではあまり取り上げられませんが、体感としてはコロナの感染者数がどんどん増えています。
発熱外来も毎日予約で埋まっており、8割方コロナ陽性となります。
話を聞くとどこで感染したかわからない、という人が多いので気をつけてください。
そして、この影響で咳止めの数が足りなくなっているようです。
予防が一番ですので手洗いうがいをしっかりしましょう。
さて、今年は早めに黄色い花が咲きました。
しっかり先端までで咲いてからと思っていましたが、今年は部分的に咲くだけで全体がうまく咲きませんでした。
アキノキリンソウです。
漢字では「秋の麒麟草」と書き8-11月に黄色い花をつけます。
格好良い名前ですが、そもそもはキリンソウという植物がもともとあり、これに花が似ており秋に咲くのでこの名前になりました。
元のキリンソウはこれの少し前の5-8月に咲くようです。
花は似ているのですがキリンソウはベンケイソウ科、アキノキリンソウはキク科の植物なので種としては異なるもののようです。
キリンソウの名前は花の形から「黄輪草」とされたという説や、麒麟のたてがみや角に似ているからという説があるようです。
「キリンソウ」は花が丸い形に咲きますが、「アキノキリンソウ」は写真でもわかるように細長い形になりますので風にたなびくと生き物の尻尾の様に見えるかもしれません。
花言葉は麒麟の影響か「強い心」、「安心」といったものになるようです。
薬としても用いられ、利尿、膀胱炎、風邪の咽頭痛、頭痛などに効果があるとされています。
これからどんどん寒くなっていきますので、からだに気をつけてください。

2023.08.27
かき氷に見えないかき氷
暑い日々が続きます。
今年の暑さは昨年までとは1ランク違い、体調を崩す方も多いようです。
救急車のサイレンを耳にすることも多く感じてしまいます。
こう暑いときは冷たいものが食べたくなります。
ちょうどかき氷祭りを七日町でやっているというのでたべに行ってきました。
済生館の近くにある北前屋で3つのお店が並んでいました。
かき氷も一風変わっていて、どれにしようか迷ってしまいます。
和風のかき氷として、わらび餅、宇治抹茶、イチゴ大福、洋風のかき氷としてショートケーキ(イチゴ、桃)、プリン等
他にも台湾かき氷、トルコアイスと、一見かき氷とわからないようなものが並んでいます。
悩んだ結果クリームブリュレかき氷を頼みました。
かき氷の上にクリームがのって、本当にブリュレされています、かき氷自体にも桃が入っていて、シロップがたっぷりですごくおいしかったです。
桃のショートケーキも分けてもらいましたが、こちらも桃のシロップがたっぷりかかった氷が本当の生クリームで覆われていて本当にケーキでした。
最初は驚きますが、氷もクリームの甘さに負けないくらい甘いですので、さっぱりした氷とこってりしたクリームが非常に合いサクサクと食べ進めることができます。
写真をとってみましたが、かき氷に見えませんね。
わらび餅をお土産に帰ってきましたが大満足でしたね。
また来年もやってほしいです。


2023.08.26
夏の花-ムクゲ
今年もこの暑い中に花も元気に咲いています。
暑すぎるためか少し勢いがなかったですが、ムクゲが咲きました。
毎年、白い花が木を覆うばかりに咲くのですが今年は、そこまでの数は咲きませんでした。
アオイ科フヨウ属の植物です。ハイビスカスの仲間なので花もよく似ています。
なんとなく南国っぽい雰囲気があります。
平安時代に日本に来て他植物で、庭木などとして昔から親しまれてきました。
秋の季語として俳句にも度々詠まれることからも、昔から親しまれてきた花であることがわかります。
7月-10月頃まで花を咲かせ続けています。
ずっと咲いている印象を持ちますが、実は一日花なので、一つの花は数日でしぼんでしまいます。
ところが次々に別の花が咲いているのでずっと咲いているような印象を受けるのですね。
そして花は食べられるようです。生でも、天ぷらでもいけるようで驚きですね。
なんとなく香りや蜜があっておいしそうなイメージがでてきます。
水虫などの薬にも使われており非常に生活の役に立つ植物だったんですね。

2023.08.07
花笠まつり
3日間続いた花笠まつりも今日でおわりです。
大雨が降ったりしましたが祭りの開始までにはやんで少し涼しくなったりとお天気的には恵まれたのではないかと思います。
暑いことには変わりませんでしたが・・・
今年も文翔館まで歩いてみましたが、人はすごい多く活気が戻っている印象を受けました。
山車も沢山出ており、蔵王権現の山車は迫力有りましたね。
踊りの開始位置が変わったり、山車の待機位置が変わったりと今までと違いはあるものの盛り上がったのではないかと思います。
踊りのスタート場所が郵便局になったので、昔は医院にいても聞こえていた「ヤッショーマカショ」の音楽が、今年は医院では聞こえませんでした。
踊る範囲が狭くなったのは少しさみしいですけど、また祭りの熱が戻ってきたことはうれしいことです。
実際踊っている人たちの勢いは今までよりもすごかった印象を受けました。
踊りの盛り上がりを見ながら文翔館から十日町まで戻ってきて、最後は紅の蔵のかき氷を食べました。
ここのかき氷、おいしくて毎年花笠の帰りに食べています。
とても桃のシロップ漬けが、氷の下、中、上と三重にたくさん入っていて、桃の味がしっかりしていてとてもおいしいです。
花笠を見て熱くなった体を冷やすのに最適です。
花笠がおわるとお盆の時期に入っていきます。
台風も近づいているようなので気をつけていきましょうね。



2023.08.04
花笠サマーフェスティバル
今日は花笠サマーフェスティバルでした。
天気は良かったのですが、その分暑さも強く、参加された皆さんお疲れ様でした。
本当に暑いので、熱中症にならないように気をつけて参加されたと思います。
当院の前でも高所作業車が子供を乗せて忙しく上がったり下がったりしていました。
残念ながら私は見に行くことができませんでしたが、屋台は片側だけだった様に見えたので完全に元通りではなかったのかもしれません。
明日から花笠祭りです。
4年ぶりということで人手がどの位になるのか想像が難しいですが、暑さに気をつけて楽しんでください。

2023.07.30
土用の丑の日
暑くて寝苦しい夜が続きます。暑さのため体調を崩す人が多くなっている印象です。
体力が落ちるこの時期、スタミナをつける日として作られた代表的な日が土用の丑の日です。
ウナギを食べる日として日本人には定着している日です。
最近は2日あることが多かったですが、今年は1日しかありません。
ウナギを食べるようになった由来は、平賀源内がうなぎ屋を助けるために提唱した、というのは有名な話ですが、そもそも「土用の丑の日」とは何なのでしょうか。
調べてみますと「土用」とは「土旺用時」の略で立春、立夏、立秋、立冬の前18日間を指し、実は各季節ごとにあるようです。
中国の陰陽五行では万物を木、火、土、金、水の五つの属性に当てはめていくのですが、春を木、夏を火、秋を金、冬を水とすると、土だけ余ってしまいます。
そこで、季節の境目である立春、立夏、立秋、立冬の前18日を土に当てはめたとのことです。
また、「丑の日」は昔の暦で、昔は十二支になぞらえて日にちを区切っていましたので、12日ごとに丑の日が回ってきます。
土用は18日間あるので、2回丑の日が回ってくることもあると言うことです。
夏に2回丑の日があることもこれを知れば納得がいきます。
ウナギの旬は秋から冬といわれていますので、秋や冬の土用の丑の日もキャンペーンをはればもっと盛り上がるような気もしますが、その時期はもともと人気があるので敢えて強調することもないと言うことだったのでしょう。
今年も昨年以上に暑い夏になりそうですので、ウナギを食べて暑さに負けないようにしたいと思います。

2023.07.18
夏の花-オオギバボウシ
早くも7月も後半に入ってしまいました。今年は雨がひどい地域と暑さがひどい地域と2分されています。
この週末は東北で線状降水帯が出現とのことで覚悟していました。
実際には秋田はものすごい雨で市街地が水に浸っていましたが、一方で山形は良い天気でかなり暑い日々でした。
秋田の被害は尋常ではなさそうで驚きました。
さて、今回の花は「オオバギボウシ」です。
あまり聞き慣れない名前ですが、「うるい」といえば聞き覚えもあるのではないでしょうか。
オオギバボウシの若葉をうるいと呼び、山菜料理としてもよく顔をだします。
酢味噌で食べることが多いイメージでしたが、天ぷらなどにしてもおいしく、いろいろな料理になるようです。
リュウゼツラン亜科ギボウシ属の多年草です。
蕾が欄干の擬宝珠に似ているので大葉擬宝珠というようです。
北海道から九州までと広く分布していますので、あちこちの庭や街路樹の根元などで見かけます。
銀山温泉に行ったときに川沿いに沢山生えていてきれいに思ったことを思い出します。
大きめの葉の中央に50-100cmのまっすぐな茎がのび、その先に薄紫のきれいな花を何個も咲かせます。
去年はなぜか横に伸びましたが、今年は縦に伸びてくれました。
伽羅の根元に大きな水芭蕉のような葉の中心に花がのびています。
医院の入り口からもぎりぎり見えるのではないでしょうか。

風が強かったからでしょうか?



