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2021.12.17

冬の準備

早いもので12月も後半に入り、今年もあと2週間ほどになってしまいました。

天気予報ではこの週末は大雪が降るそうです。

運転など注意しなければいけませんね。

当院の庭も雪に備え、雪囲いを行っていただきました。

伽羅や松などしっかりと支え、倒れないようにしています。

伽羅はかなりの年齢なので倒れないか毎年心配になりますが、雪囲いのおかげでなんとか冬を越しています。

職人さんの技のおかげで、感謝、ですね。

さて世の中は、またオミクロン株の話題で持ちきりになっています。

これに備え、3回目の接種も始まりつつあります。

山形市は今のところ2回目の接種から8ヶ月後をめどに打つ予定ですので、実際に打つのはもう少し先になるのかなと思います。

それまではやはり予防していくしかありません。

ウイルスがどう変わろうとも、うがい、手洗い、マスクが基本になることは間違いありません。

油断せずにこれらを可能な限り心がけていきましょう。

2021.12.14

冬の草花-ヤツデ

昨日は非常に寒く、市内でも雪が降りました。

幸いあまり積もらなかったようで何よりでした。

これからさらに降るようになるのでしょうが雪かきが憂鬱です。

今回は庭先によく植えられている「ヤツデ」です。

当院の倉の前に植えられています。

ウコギ科ヤツデ属の植物です。ウコギといえば上杉鷹山公を連想しますね。

ウコギは米沢では家の垣根によく使われています。

ヤツデといえば別名を「テングノハウチワ」というように天狗が持っている団扇のように大きくわかれて広がる葉が特徴です。

実際に子供の頃はあおいで使っていました。涼しくはなりませんでしたが・・・

ヤツデは「八つ手」とはいうものの、実際には八つに葉先が分かれることはなく、大体七つから九つに分かれていることが多いです。

八つは数ではなく「多い」ということを表しているようです。

冬になっても葉が落ちないことから魔除けや疫病除けに用いられることも多いです。

花はあまり目立ちませんが茎の先に小さな白い球状の蕾をつけます。

触るとペタペタしており花粉がつきやすくなっているようです。

葉をとると切り口からも蜜が出てきてゼリー状に固まったりするので、蜜が多く含まれいる木なのかもしれません。

だから冬でも元気なのかもしれませんね。皆さんも元気に頑張っていきましょう。

2021.11.24

秋の草花-ノコンギク

山々にも雪が見られるようになり、次第に冬を感じさせる季候になってきました。

昨日は勤労感謝の日で今年最後の休日でした。残念ながら天気は落ち着かず晴れ間が見えたと思ったらすぐ雨が降ってきたりと落ち着かない天気でした。

でも雨の合間には鮮やかな虹が見え、きれいでしたね。

インフルエンザの予防接種もですが、コロナワクチンの3回目をどうするかという話題もでていて山形市でも検討されているようです。

さて、今回はノコンギクです。

キク科の花で、8-11月くらいに咲きます。

これぞ菊、という感じの外見です。地下茎があるので群落を作りやすく、まとまって咲いていることが多いです。

様々な色があるようですが、当院のものは鮮やかな紫色で、小さな可愛い花が風に揺れているのが目に入ります。

(今年は風が強すぎる感もありますが・・・)

花言葉には「長寿と幸福」とあり、派手ではないですがみてると小さな幸福を感じられる感じがします。

第二診察室の近くに咲いておりますので窓からも見えるかもしれません。

2021.11.18

秋の草花-ススキ

秋も終わりに近づき、もの悲しさを感じる季節になってきました。

庭の西の端の方にひっそりと生えているススキを見つけました。

別名「尾花」と呼ばれ秋の七草に名を連ねる、秋を代表する植物です。

個人的には霧ヶ峰に行ったときに見たススキ野原が非常に印象的でした。

一面のススキ野原が夕日に照らされてキラキラと金色に光り輝く様は、本当に感動的な美しさで自然と涙があふれてきてしまいました。

イネ科の植物で、昔は「茅」とも呼ばれ、茅葺き屋根に用いられたりしていました。

お月見などでもよく見かけ、日本人の生活に深く関わっている植物です。

きれいで感動的でもありますが、冬に向かっていることを示す植物でもあり、華やかさと寂しさを併せ持つ印象です。

またススキ野原に行ってみたいものです。

(イネ科の花粉症があるので、花が咲いているとその後は結構ひどいことになるのですが・・・)

2021.11.17

秋の草花-ホトトギス

早くも11月も半ばを過ぎました。

日々寒くなり、冬の足音が近づいてくるのがわかります。

今年はインフルエンザの予防接種の予約があっという間に埋まってしまいました。

皆さんコロナウイルスのこともあり予防接種に対しての意識が高まってきているのかと思います。

庭の西側に紫色の変わった形の花が咲きました。

ホトトギスといいます。

ユリ科の花で、花弁の斑点が鳥のホトトギスの胸の模様に似ているためこの名前になったようです。

ホトトギスの口に似ているとかではないのですね。

葉に油を垂らした染みの様な斑点があることがあり「油点草」という別名もあるようです。

調べてみると思っている以上に種類がたくさんあり驚きました。色も黄色のものもあるようです。

内花被片3枚、外花被片3枚の6枚の花弁の中に放射状に分かれる花柱が立ち非常に特徴的な形をしています。

秋の草として俳句やお茶の席などに用いられます。

道ばたではあまり見かけない花ですが形がかなり印象的ですので一度見ると忘れないかと思います。

皆さんも探してみてください。

2021.11.08

秋の草花-シュウメイギク

 11月になりますます寒くなってきました。

今年はインフルエンザのワクチンの数が2割減とのことで、予約がなかなかできず困っている方も多いのではないでしょうか。

当院の予約分もあっという間に埋まってしまい、追加入荷分を待つこととなっています。

11月半ばに入荷するとのことですが、実際に入荷するまでは仮予約という形をとらせてもらっています。

さて、今年もだいぶ散ってしまいましたがシュウメイギクが咲きました。

医院の入り口付近に咲いている白い花です。

漢字で「秋明菊」と書き、菊の仲間と思われますが実はキンポウゲ科でアネモネの仲間だそうです。

中国から入ってきたもので、秋牡丹とも言われていたようです。

また、中国では「秋冥菊」と書き、この世のものではない美しさを表しているようです。

キンポウゲといえば黄色のイメージですが、白や紫、ピンクといった色があります。当院のものは白ですね。

暗いところでも白いガクが映えています。

実は花びらに見えているところはガクで、実際の花びらは退化してしまったとのことです。

なので実際の花は真ん中の緑色のめしべとめしべを取り囲んでいるおしべのみということになりますね。

ガクは早めに散ってしまい真ん中のめしべだけが残っていることが多い印象です。

この景色を見ると、少しもの悲しい気持ちになってしまいます。

2021.10.19

十三夜

10月18日は十三夜でした。

あまり聞かない言葉ですが、旧暦の9月13日の夜のことで十五夜と並ぶ名月とされていて、実は平安時代からある風習です。

満月から少し欠けた月を愛でるのは日本独自の風習で、十五夜とセットで楽しむものとされ、一方しか行わないのは「片見月」といわれ縁起が悪いものとされています。

豆や栗が収穫できる季節であり、別名「豆名月」や「栗名月」ともよばれます。

今年は十三夜もきれいな月が見えました。

確かに十五夜に負けず劣らずの月で、昔から愛されていたのも頷けます。

昔の人も収穫が終わった後、この月を見て一年の恵みの感謝の気持ちと、来年への気持ちを改めていたのでしょうか。

私も団子を食べつつ、この月でリフレッシュしてこれからも頑張っていきたいと思います。

2021.10.18

秋の草花-ゴウダソウ

 山々も赤や黄色の賑やかな色にあり、秋が深まってきているのを感じます。

以前に書いたゴウダソウですが、いい色になってきました。

種子がとれ金色の隔壁だけ残っています。

葉がすべて落ちてしまっているので全体の印象も大分変わってしまっています。

日に輝いてキラキラとしており、その名の通り小判や月のように見えます。

緑の時の写真と比べてみようと思ったのですが、緑の時の写真を撮り忘れていました・・・

2021.10.17

秋の草花-フジバカマ

急に冷えてきましたね。

暖かくして体調を崩さないようにしましょう。

秋も深まってきて、今年もフジバカマが咲きました。

秋の七草の一つで白っぽい小さなかわいらしい花がたくさん集まって咲いています。

春の七草に比べるとメジャーではないかもしれませんが、ハギ、ススキ、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウの七つです。

万葉集にある山上憶良の歌からとられており、

「秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七草の花」

「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」

の歌からとられています。

今まで朝貌は朝顔と思っていたのですが実は諸説あり、朝顔、昼顔、ムクゲ、桔梗といわれているようです。

なかでも桔梗が定説のようです。

そんな昔から秋の草として親しまれてきた藤袴ですが、花の色が藤に似て(花弁は白ですがつぼみが藤色)、形が袴に似ていることからこの名前になったようです。

乾燥すると桜餅のような香りがするようです、今度試してみたいですね。

昨年も書きましたが、実は環境省のレッドリストに載っており、準絶滅危惧種に指定されています。

護岸工事などにより数が減ってしまったようです。

昔から日本にいる植物、大切にしていきたいですね。

2021.10.11

秋の草花-ヤブラン

10月に入り早10日が過ぎてしまいました。

暗くなると庭からスズムシの鳴き声が聞こえてきます。

今回は紫色の花を咲かせていますヤブランです。

名前からはいかにもランの様ですが、キジカクシ科ヤブラン属の植物で、ランの仲間ではありません。

葉の形がランに似ているのでこの名前になったようですがユリの仲間に当たります。。

葉の間から花茎がでて、ここに紫色の花を多数咲かせます。

その後黒紫色の種子をつけます。

根は薬として扱われます。医療現場でもよく使われる麦門湯(バクモントウ)の材料になります。

薬局でも売っているのでご存じの方も多いと思いますが、風邪の引き始めによく使われていますね。

これからの季節、風邪を引きやすくなりますのでお気をつけください。

ところで、このヤブラン、学問草とも言われるようなのですが、調べてもなぜそう言われるのかわかりませんでした。

どなたか知っておられる方がいたら教えてください。

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