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2023.10.18
秋の草花-フジバカマ
10月も半分が過ぎようとしています。
週末は雨が多く寒い日が続きます。
北海道では街中で雪が降ったり、東京では桜が咲いたりと日本の天気はどうなっていくのでしょう。
この天気のためか例年より早めにインフルエンザが流行の兆しを見せています。
予防接種やうがい手洗いなど対策をしっかりするようにしましょう。
秋になると白いふわっとした花が庭のあちこちで咲き始めました。
フジバカマです。
秋の七草の一つで白っぽい小さなかわいらしい花がたくさん集まって咲いています。
例年は白さが強かったのですが、今年は少し桃色が強くピンクがかった色になっています。
(フラッシュが強すぎてうまく撮れませんでした・・・暗いところではスマホの撮影は難しいですね。)
秋の七草は春の七草に比べるとメジャーではないかもしれませんが、ハギ、ススキ、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウの七つです。
万葉集にある山上憶良の歌からとられており、
「秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七草の花」
「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」
の歌からとられています。
今まで朝貌は朝顔と思っていたのですが実は諸説あり、朝顔、昼顔、ムクゲ、桔梗といわれているようです。
なかでも桔梗が定説のようです。
そんな昔から秋の草として親しまれてきた藤袴ですが、花の色が藤に似て(花弁は白ですがつぼみが藤色)、形が袴に似ていることからこの名前になったようです。
乾燥すると桜餅のような香りがするようです。
しかし、以前はどこでも見られていたフジバカマも護岸工事などの影響で環境省のレッドリストに載っており、準絶滅危惧種に指定されています。
そう思いながら秋風の中ゆれるすがたを見ていると、はかなさを感じてしまいますね。