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2022.10.10
秋の草花-フジバカマ
に冷えてきましたね。
暖かくして体調を崩さないようにしましょう。
今日はスポーツの日ですね。
あいにく朝から雨が降っており、グラウンドはぬれてしまっていました。
さて秋も深まり、今年もフジバカマが咲きました。
キク科フジバカマ属の植物で10月から11月頃に花を咲かせます。
秋の七草の一つで白っぽい小さなふわふわした花がたくさん集まって咲いています。
秋の七草とは春の七草に比べるとメジャーではないかもしれませんが、ハギ、ススキ、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウの七つです。
万葉集にある山上憶良の歌からとられており、
「秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七草の花」
「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」
の歌からとられています。
今NHKで放映されている、鎌倉殿の十三人にもでてくる源実朝もフジバカマを題材にして歌を詠んでいます。
「藤袴 きて脱ぎかけし 主や誰 問へどこたえず 野辺の秋風」
とある姫君がはいていた藤色の袴が花になったという伝説もあり、「藤色の袴」と「藤袴」をかけて詠んだのかと思います。
どんな情景を想像して詠んだのかを考えると面白いですね。
昔から日本に存在したフジバカマですが、今は環境省のレッドリストに載っており、準絶滅危惧種に指定されています。
護岸工事などにより数が減ってしまったようです。