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2021.12.14
冬の草花-ヤツデ
昨日は非常に寒く、市内でも雪が降りました。
幸いあまり積もらなかったようで何よりでした。
これからさらに降るようになるのでしょうが雪かきが憂鬱です。
今回は庭先によく植えられている「ヤツデ」です。
当院の倉の前に植えられています。
ウコギ科ヤツデ属の植物です。ウコギといえば上杉鷹山公を連想しますね。
ウコギは米沢では家の垣根によく使われています。
ヤツデといえば別名を「テングノハウチワ」というように天狗が持っている団扇のように大きくわかれて広がる葉が特徴です。
実際に子供の頃はあおいで使っていました。涼しくはなりませんでしたが・・・
ヤツデは「八つ手」とはいうものの、実際には八つに葉先が分かれることはなく、大体七つから九つに分かれていることが多いです。
八つは数ではなく「多い」ということを表しているようです。
冬になっても葉が落ちないことから魔除けや疫病除けに用いられることも多いです。
花はあまり目立ちませんが茎の先に小さな白い球状の蕾をつけます。
触るとペタペタしており花粉がつきやすくなっているようです。
葉をとると切り口からも蜜が出てきてゼリー状に固まったりするので、蜜が多く含まれいる木なのかもしれません。
だから冬でも元気なのかもしれませんね。皆さんも元気に頑張っていきましょう。