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2021.09.15
秋の植物-コムラサキ
9月も半ばに入りました。
朝方は大分涼しくなってきました。木々の色も次第に緑から変化しつつあります。
その中に当院の庭の東側に紫色の実がなりました。
公園などでもよく見かける植物、「ムラサキシキブ」です。
ムラサキシキブといえばまず思い浮かぶのが源氏物語の著者の香子さんこと紫式部ですね。
実際にムラサキシキブの語源もその江戸時代の植木屋さんが紫式部になぞらえてつけたという説があります。
ほかに紫の実が重なり合うところから「紫敷き実(むらさきしきみ)」がなまったものとされる説もあるようです。
様々な種類があるようですが、これは実の小さな「コムラサキ」と思われます。
シソ目クマツヅラ科ムラサキシキブ属の植物で日本全国に分布していおり、観賞用としてあちこちに植えられています。
花が咲いた後、最初は白-緑色の実がなり、次第に紫色に染まっていきます。
3mmくらいの紫色の実が集まってなっています。花は意識したことがなかったですが小さい薄紫の花がさくようです。
毎年実がなってから気づいてしまうので、来年は花もしっかり見てみたいですね。