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2025.12.01

秋の草花-ノコンギク

 今年もついに最後の月になりました。

朝も寒くなり霜が降りるようになりました。

世間を騒がしている熊も冬眠してくれると良いのですが、山に行ってもどんぐりなど落ちている数は少なく餌不足を心配してしまいます。

さて今回は、毎年当院で最後に咲く花の紹介です。

「ノコンギク」です。

キク科の花で、8-11月くらいに咲きます。

漢字では「野紺菊」と書きます。名前の様に紺というか濃い紫色の花を咲かせています。

写真を撮ると白っぽく見えるのですが、本当は非常に濃い色です。

今年も例年と比べ数が少ない様で、気温と関係があるのかもしれません。

地下茎があるので群落を作りやすく、まとまって咲いていることが多いです。

様々な色があるようですが、当院のものは鮮やかな紫色で、小さな可愛い花が風に揺れているのが目に入ります。

花言葉には「長寿と幸福」とあり、派手ではないですがみてると小さな幸福を感じられる感じがします。

かわいい花なのですが、この花がさくと今年も終わりという感じがしてさみしくもあります。

今年は大きな変化があった年でした。

大変なこと、つらい時期もありましたが、家族、従業員の方、患者さんに助けられなんとかやってこれました。

支えていただいた方々には感謝しかありません。ありがとうございます。

これからもよろしくお願いします。

2025.11.17

銀杏の葉っぱで

どんどん寒くなり、今週には雪が降るかもと言われています。

タイヤ交換も急いだ方が良いかも知れませんね。

千歳山もあっという間に紅葉していた葉がなくなってしまいました。

登山道の入り口にある銀杏の葉もあっという間に散りました。

その代わりに昨年もあったハートができています。

しかも落ち葉の数が多かったのか3個もできています。

そして、よく見ると昨年と向きが違っています。

なにか意図があるのかも知れません。

紅葉が短すぎて楽しむ時間もありませんが、代わりに散った葉で楽しさを演出してくれるのはありがたいですね。

2025.11.13

秋の草花-ホトトギス

早くも11月も半ばを過ぎようとしています。

北海道では雪も降ったようで、急速に季節が変わっていきます。

世間では熊の出没が話題になっています。

患者さんからも「家の近くにもでた」、「庭の柿の木に登っていた」、「熊棚があった」など目撃情報をお聞きします。

数年前には猪が町の中を走って話題になった時期がありましたが、熊と猪では破壊力が違います。

熊に襲われたら本当に命を落とす可能性が高いですから、おちおち山にも近づけないですね。

襲われるかもと自宅に閉じこもってしまって、運動不足になる方も増えている気がします。

なんとかうまい対策が見いだせると良いのですが。

さてこの時期になると庭の西側に紫色の変わった形の花が毎年咲きます。

今年も紫色の斑点目立つ花が群れをなして咲いています。

名をホトトギスといいます。

ユリ科の花で、花弁の斑点が鳥のホトトギスの胸の模様に似ているためこの名前になったようです。

葉に油を垂らした染みの様な斑点があることがあり「油点草」という別名もあるようです。

ホトトギスの模様にはあまり似ていないと思うので、個人的にはこちらの名前の方がしっくりきますね。

鳥のホトトギスは口の中が赤いことから、血を吐くという話もありますのでこの吐いた血が斑点模様になった、とかの方が連想しやすいですね。

内花被片3枚、外花被片3枚の6枚の花弁の中に放射状に分かれる花柱が立ち非常に星のような特徴的な形をしています。

秋の草として俳句やお茶の席などに用いられます。

道ばたではあまり見かけない花ですが形がかなり印象的ですので一度見ると忘れないかと思います。

皆さんも探してみてください。

2025.11.09

秋の草花-シュウメイギク

急速に気温が下がって急に寒くなりました。

千歳山も赤や黄色に賑やかな色になりましたが、早くも散り始めています。

遠くの山は白くなり冬の足音が聞こえてきており、本当に秋は短くなったことを感じます。

そろそろインフルエンザも流行りつつあり、仙台では学級閉鎖も相次いでおこっているようです。

山形でも11月5日にインフルエンザ注意報がでており、例年よりも一月ほど早く流行が始まっています。

皆様予防接種や感染予防をお願いいたします。

医院に入るときに右手に白い花が咲いているのが見えると思います。

秋も半ばに入ると毎年咲いてくれています。

この花はシュウメイギクといいます。

漢字では「秋明菊」と書くので菊の仲間かと思ってしまいますが、実はキンポウゲ科でアネモネのなかまです。

中国から入ってきた植物で、秋牡丹とも言われていたようです。

花びらは退化してしまい、ガクが花びらのように見えています。

いろいろな色がありますが当院のものは白く鮮やかです。

また、中国では「秋冥菊」と書くようです。

お彼岸も近づいていることもあり少しミステリアスな印象になりますね。

この世のものではない美しさを表しているようです。

確かに白い花が群れて咲いているとどこかに誘われてしまうような気持ちになります。

赤や白など映える色が一面に広がることに人は異世界感を感じるのかも知れませんね。

2025.10.21

秋の草花-フジバカマ

10月も半ばも過ぎ、急激に寒くなってきました。

急な寒さで頭痛やめまいなど体調を崩される方が増えています。

明け方、ねるときなど暖かくして風邪など引かないようにお過ごしください。

インフルエンザ、コロナウイルスの予防接種も始まっていますのでよろしくお願いします。

この時期になると白いふわっとした花が庭のあちこちで咲き始めます。

フジバカマです。

秋の七草の一つで白っぽい小さなかわいらしい花がたくさん集まって咲いています。

秋の七草は春の七草に比べるとメジャーではないかもしれませんが、ハギ、ススキ、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウの七つです。

万葉集にある山上憶良の歌からとられており、

「秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七草の花」

「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」

の歌からとられています。

今まで朝貌は朝顔と思っていたのですが実は諸説あり、朝顔、昼顔、ムクゲ、桔梗といわれているようです。

この中でも桔梗が一番可能性が高いようです。

そんな昔から秋の草として親しまれてきた藤袴ですが、花の色が藤に似て(花弁は白ですがつぼみが藤色)、形が袴に似ていることからこの名前になったようです。

乾燥すると桜餅のような香りがするようです。

以前はどこでも見られていたフジバカマですが、いまでは護岸工事などの影響で環境省のレッドリストに載っており、準絶滅危惧種に指定されています。

そう思いながら秋風の中ゆれるすがたを見ていると、時代の移り変わりを感じてしまいます。

2025.10.13

秋の草花-キンモクセイ

ここ数日は雨模様で肌寒い日が続きます。

11日は七日町で「街なか賑わいフェスティバル」が開催されました。

残念ながら雨模様でしたがべにちゃんも来て頑張っていました。

東北電力の前あたりからラーメンのキッチンカーが並んでいましたが、雨で濡れないで食べるのが難しいせいか、食べている人が少なかった印象です。

私は仙台から来ていたマスタッシュバーガーをテイクアウトしました。

初めてだったので、メインメニューのアメリカンベーコンチーズバーガーにしました。

パンズのザクザク感がパティにまけず良い感じです。

複数のソースが入っているのもめずらしく感じました。チリソースが混じっていたのもすこし珍しい感じ。また来てほしいです。

さて、この時期、東北電力前を通るとキンモクセイの良い香りが漂ってきます。

秋の初めに咲く花で、この香りがしてくると夏が終わったと実感しますね。

キンモクセイは漢字では「金木犀」と書きます。

犀と関係なさそうに思えますが、樹皮が犀の足に似ているのでこの字が当てられたそうです。

金は、花の色からとられたのでしょう。

似た植物にギンモクセイがあります。形はほぼ同じですが、こちらの花はきれいな白色です。

調べるとギンモクセイから派生したのがキンモクセイの様です。

キンモクセイの方が先かと思っていました、ギンモクセイが先にあったのですね。

当院にもキンモクセイ、ギンモクセイは生えているのですが、ここ数年元気がなく、花も少ないので少し心配です。

今年も花はつけてくれたので一安心ですが、来年も良い香りを運んできてほしいですね。

2025.10.09

秋の草花-ススキ

先日は中秋の名月でしたが、月と言えば、そう、ススキですよね。

去年はかなり少なかったので心配していましたが今年は多く生えてきてくれました。

もう種を飛ばそうとしており昨年よりも一月くらい早く育っている印象です。

家に入れると花粉症がひどくなるのでそのまま眺めるだけですが・・・。

ススキはイネ科の植物で、茅とも呼ばれています。

茅葺きの屋根でお馴染みの茅ですね。

花が咲いた後に白い綿毛をはやした種がつき、動物の尾っぽの様になることから尾花とも呼ばれています。

夕日に照らされて金色に輝くススキの野原は感動もので、キツネの鳴き声がどこからか聞こえてくるようです。

秋のようにどことなくさみしさを感じで、見てると涙が流れてきそうになります。

2025.10.07

中秋の名月

10月に入り、朝夕は大分涼しくなりました。

とはいえ、日中に日が照るとまだまだ暑く、寒暖差が非常に激しいようです。

ちょうどインフルエンザも流行る時期になってきましたので、暖かくして過ごしたいところですが、こうも気温差が大きいと着るものの選択が難しいですね。

さて昨日10月6日は中秋の名月でした。

昨年は月が見えませんでしたので、今年は見えるとよいな、と期待していましたが・・・

雲がかかりなかなか月が見えませんでした。

ところが、諦めず空を眺めていたら、21時から22時頃の間だけ月が出てきてくれました。

その後は全く見えなかったので、見ることができたのは運が良かったのかも知れません。

霞がかったおぼろ月で、周りに光の輪ができてとてもきれいな月を見ることができました。

この輪は月暈というようで薄い雲に反射して起こるようです。

子供は月の模様を写そうと四苦八苦していました。

中秋の名月は明治5年まで使用されていた太陽太陰暦の8月15日に見える月のことを指します。

平安時代に中国から日本に伝わった風習ですが、日本でも十五夜として親しまれる風習となっています。

ですので、必ずしも満月を指すわけではありません。

では今年の満月はいつなのか、と思いますよね。

実は10月7日、つまり今日になるようです。

ということで今日も空を眺めていましたが、今日は月は顔を出してくれませんでした。

残念ですが、満月は来月に期待することしましょう。

2025.09.28

諏訪神社の例大祭

早くも9月も終わろうとしています。

先日は諏訪神社のお祭りがありました。

19時頃に元気の良いかけ声が聞こえてきたので向かってみると、子供神輿と大人神輿が神社に帰ってくるところでした。

失礼ながら昨年までは御神輿をあまり認識していませんでした。

こんな夜に担いでいたのもまったく知りませんでした。

諏訪の神様である大きな龍が乗っている立派な御神輿が近づいてくる様子は壮観でした。

担ぎ手も盛り上がっていて迫力がありましたね。

集まっている人も多く、熱気にあふれるお祭りでした。

ひとつ不思議だったのは神主さんの隣にいた橙色の服を着て矛を持っている方です。

面の鼻が長いので天狗と思いますし(違ったらごめんなさい)、追儺の方相士の様な厄払いの役なのだろうと思いますが、諏訪神社と天狗、どういう関係なんでしょうか?

高尾山の様に深い関係があるのでしょうか。気になりますね。

2025.09.23

お彼岸

暑さ寒さも彼岸まで、といいますが、最近はめっぽう涼しくなってきました。

気温の落差が激しく、体調を崩す方が多く見られます。

寝るときや外出される際は体を冷やさないように心がけてください。

さて、先日は秋分の日ということで、米沢にお墓参りに行ってきました。

昨年は非常に暑かった記憶がありますが、今年は天気も良く、気温も暑くも寒くもなく非常に過ごしやすかったですね。

帰ってくる頃には夕日で町が輝いていました。

お彼岸は秋分の日の前後3日間を指します。なので9月20日から26日までがお彼岸です。

あの世とこの世が最も近づく時でご先祖様を供養する日になっていますね。

今年の彼岸の入り21日の夜には夢に父親が出てきました。

何を話したのか、何をしていたのかは起きたら忘れてしまいましたが、あの世から来てくれたのかも知れません。

何か伝えたかったことがあるのかも、と思うと覚えていなかったことが悔やまれます。

父親に心配されないように頑張っていこうと思います。

お墓参りでお堂の入り口にしこたま頭を打ってしまったのもなにか意味があったのかな・・・

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