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2025.04.21

春の花-ヤマツバキ

4月も後半に入りました。

現在、医院の待合室の改装を行っております。

待合室が狭くなってしまったり、大きい音がしたりご迷惑をおかけして申し訳ありません。

ほぼ一ヶ月ほどかかってしまいますのが、よろしくお願いいたします。

今回は「山椿」です。

ヒメツバキのピンク色も良いですが、ツバキといったら紅ですね。

入り口の少し脇に咲いていますので、注意すると入るときに見えると思います。

2-4月に開花して冬のイメージもありますが春の季語になっています。

花もきれいですが、種からは油をとったりと生活にも必要な植物です。

あまり大きくならないと言われていますが、山形市の市役所にも大きな古椿があるので是非見に行ってみてください。

ところで、古いツバキには霊が宿るとされています。

もともと日本には古い木には霊が宿るという考えがあり、「木霊」と呼ばれています。

人に良いことをしてくれたり、災いをなしたりといろいろなタイプがありますが、椿の霊は人に災いをなすことが多いようです。

これは花びらが散るのではなく、首元から花が落ちるため死を連想させるとして縁起が悪いとされていることが関係しているのかもしれません。

江戸時代の鳥山石燕の今昔画図続百鬼にも古椿の霊としてあげられるくらいメジャーな霊だったようです。

石燕の絵では庭先に大きな花をつけた椿が書いてあります。

あちこちに椿に関する怪談があるようですが、実は山形にも椿の怪談があります。

旅人を蜂に変えてしまい、自らの花におびき寄せて食べてしまうという恐ろしい話です。

黒緑の葉に囲まれた中に紅い花がぽつんと咲いているのを見ると妖しげな雰囲気がして、昔の人が化けると考えたのも納得できる気がします。

山形の化け椿、場所はわかっていませんが、まだどこかで咲いているのでしょうか。

いつか見つけてみたいものです。

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