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2024.10.10
秋の草花-フジバカマ
10月も1/3が終わりました。
山形も大分寒くなってきました。
急な寒さで頭痛やめまいなど体調を崩される方が増えています。
ニュースでは早くもインフルエンザの学級閉鎖が起きているようです。
明け方、ねるときなど暖かくして風邪など引かないようにお過ごしください。
この時期になると白いふわっとした花が庭のあちこちで咲き始めます。
フジバカマです。
秋の七草の一つで白っぽい小さなかわいらしい花がたくさん集まって咲いています。
昨年は少し桃色がかっていましたが、今年は白く見えますね。
秋の七草は春の七草に比べるとメジャーではないかもしれませんが、ハギ、ススキ、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウの七つです。
万葉集にある山上憶良の歌からとられており、
「秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七草の花」
「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」
の歌からとられています。
今まで朝貌は朝顔と思っていたのですが実は諸説あり、朝顔、昼顔、ムクゲ、桔梗といわれているようです。
この中でも桔梗が一番可能性が高いようです。
そんな昔から秋の草として親しまれてきた藤袴ですが、花の色が藤に似て(花弁は白ですがつぼみが藤色)、形が袴に似ていることからこの名前になったようです。
乾燥すると桜餅のような香りがするようです。
以前はどこでも見られていたフジバカマですが、いまでは護岸工事などの影響で環境省のレッドリストに載っており、準絶滅危惧種に指定されています。
そう思いながら秋風の中ゆれるすがたを見ていると、時代の移り変わりを感じてしまいます。