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2024年10月

2024.10.21

秋の草花-シュウメイギク

 10月も下旬に入りました。

今日から当院でもインフルエンザの予防接種を開始しました。

昨年と比べると今年は予約の方が少ないような印象です。

そろそろインフルエンザも流行りつつあるようですので予防接種をお願いいたします。

さて昨日は珍しい現象が見られるとニュースなどが盛り上がっていました。

それは、紫金山・アトラス彗星が見られるとのことで、いろいろな方が写真をUpされていました。

今回を逃すと次は8万年後ということで、空を眺めていましたが・・・

雲がかかったりで見ることはかないませんでした。

子供はそれっぽいものカメラに収めたようですが、私は全く気づけませんでした。

残念です。8万年後はさすがに生きていないでしょうから・・・

さておき、医院の庭は白い花が満開になっています。

東側に咲いているので来院された際はよく見えるかと思います。

この花はシュウメイギクといいます。

漢字では「秋明菊」と書くので菊の仲間かと思ってしまいますが、実はキンポウゲ科でアネモネのなかまです。

中国から入ってきた植物で、秋牡丹とも言われていたようです。

花びらは退化してしまい、ガクが花びらのように見えています。

いろいろな色がありますが当院のものは白く鮮やかです。

また、中国では「秋冥菊」と書くようです。

少しミステリアスな印象になりますね。

この世のものではない美しさを表しているようです。

確かに白い花が群れて咲いているとどこかに誘われてしまうような気持ちになりますね。

2024.10.17

スーパームーン

10月も半ばをすぎ、大分寒くなりました。

風邪をひく人も多くなってきています。

コロナ以外にもマイコプラズマなども流行っているようで、うがい手洗いをして予防を心がけましょう。

さて、10月17日はスーパームーンでした。

夜、空を見上げると月が煌々と輝いていて、すごい明るいと思った方も多いのではないのでしょうか。

それもそのはず、今日は地球に月が最も近くなり、最も大きく見える満月、スーパームーンの日でした。

最も小さく見える日のことをマイクロムーンと言いますが、この日と比べると14%ほど大きく見える様です。

肉眼ではあまりわかりませんがその明るさは明らかに違うように思えます。

電気がいらないほどに明るく照らしていましたね。

ちなみに、ネイティブアメリカンでは毎月の満月ごとに名前をつけていたようです。

10月はハンターズムーンというようです。

狩猟を始める時期であったようです。

他の月の名前もありますが、よく知られているものから全く聞いたことがない月など、様々あるようです。

皆さんも是非調べてみてください。

2024.10.10

秋の草花-フジバカマ

10月も1/3が終わりました。

山形も大分寒くなってきました。

急な寒さで頭痛やめまいなど体調を崩される方が増えています。

ニュースでは早くもインフルエンザの学級閉鎖が起きているようです。

明け方、ねるときなど暖かくして風邪など引かないようにお過ごしください。

この時期になると白いふわっとした花が庭のあちこちで咲き始めます。

フジバカマです。

秋の七草の一つで白っぽい小さなかわいらしい花がたくさん集まって咲いています。

昨年は少し桃色がかっていましたが、今年は白く見えますね。

秋の七草は春の七草に比べるとメジャーではないかもしれませんが、ハギ、ススキ、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウの七つです。

万葉集にある山上憶良の歌からとられており、

「秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七草の花」

「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」

の歌からとられています。

今まで朝貌は朝顔と思っていたのですが実は諸説あり、朝顔、昼顔、ムクゲ、桔梗といわれているようです。

この中でも桔梗が一番可能性が高いようです。

そんな昔から秋の草として親しまれてきた藤袴ですが、花の色が藤に似て(花弁は白ですがつぼみが藤色)、形が袴に似ていることからこの名前になったようです。

乾燥すると桜餅のような香りがするようです。

以前はどこでも見られていたフジバカマですが、いまでは護岸工事などの影響で環境省のレッドリストに載っており、準絶滅危惧種に指定されています。

そう思いながら秋風の中ゆれるすがたを見ていると、時代の移り変わりを感じてしまいます。

2024.10.06

秋の草花-ヒガンバナ

 10月になりました。

衣替えの季節ですね。道行く姿も秋らしい服装が増えた気がします。

コロナワクチンの接種が開始されましたが、接種される方は大分少ないようです。

コロナ感染の状況や、ワクチンについてマスコミも取り上げなくなっているためでしょうか。

64歳以下の金銭的な負担も大きいことも関係しているのかも知れません。

一方、ニュースになったのは第一小学校でインフルエンザによる学級閉鎖があったようです。

例年より少し早いですがインフルエンザも流行りつつあるようです。

うがい、手洗いといった予防法はいずれのウイルスに対しても有効です。

かからないに超したことはありませんので、なるべく予防するようにしましょう。

さて、久しぶりにヒガンバナです。ここ数年見かけませんでしたが今年は咲いてくれました。

庭の西の斜面に咲いていますので、残念ながらなかなかお見せできないのが残念なところです。

ヒガンバナ科ヒガンバナ属の植物で、ほかに「曼珠沙華」や「リコリス」などとも呼ばれます。

昔から日本人に親しまれており、俳句などにもよく見かけます。

花と葉が別々に見られることで有名で、葉がないことで花の赤さがより際立っている感じがあります。

鮮やかな赤い花で群生しているのをみると、まるで本当に彼岸に渡ってしまっているかのような気持ちになります。

実際に毒草としても有名で鱗茎にはリコリンを主成分とするアルカロイドが含まれています。

数年前に某アニメでヒガンバナを口にくわえるカットがあって話題になったこともありました。

花がないとニラなどと見分けがつきにくくなり、間違ってしまうことがあるようです。

球根のあるないで見分けはつきますが、すべて抜くわけにもいかないのが難しいところですね。

うっかり食べると本当に彼岸に渡ってしまうので食べないように気をつけてください。

当院ではヒガンバナが咲くとキツネノカミソリは咲かない印象があります。

実際に今年はキツネノカミソリは咲いていません。なぜなのか、不思議です。

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