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2024.04.16
春の花-アセビ
先日満開になった桜もあっという間に散り始めています。
咲いていたのは一週間くらいの間でしょうか。
もう桃色から黄緑色へ変わり始めています。
気温は早くも夏日を記録しているところもあるようで、今年の夏も猛暑になるのでしょうか。
第二診察室からも見えますが、今回は「アセビ」です。
アセビはツツジ科の植物です。
小さな白い袋状の花がたくさん集まってます。最初ドウタンに似ていると思いましたが、同じツツジ科の仲間だったとのことで納得です。
別名を「馬酔木」ともいい、馬が葉を食べると毒にあたって酔っているようにふらふらするということが由来になっているようです。
実際に葉などには「アセボトキシン」という毒が含まれており、当然人間にも有害で、下痢、腹痛、呼吸麻痺などを引き起こします。
昆虫にはこの毒を利用するものがいます。
ヒョウモンエダシャクと言う蛾の仲間で幼虫の時期にアセビの葉を食べて体内に毒を蓄積させるようです。
またアセビは英語名で「Japanese andromeda」ともいわれます。
ギリシャ神話のアンドロメダにならってか花言葉は「犠牲」、「献身」となっています。
他にも毒のためか「危険」という花言葉もありますが、きれいなものには毒があるのですね。