ブログ
2023年07月
2023.07.30
土用の丑の日
暑くて寝苦しい夜が続きます。暑さのため体調を崩す人が多くなっている印象です。
体力が落ちるこの時期、スタミナをつける日として作られた代表的な日が土用の丑の日です。
ウナギを食べる日として日本人には定着している日です。
最近は2日あることが多かったですが、今年は1日しかありません。
ウナギを食べるようになった由来は、平賀源内がうなぎ屋を助けるために提唱した、というのは有名な話ですが、そもそも「土用の丑の日」とは何なのでしょうか。
調べてみますと「土用」とは「土旺用時」の略で立春、立夏、立秋、立冬の前18日間を指し、実は各季節ごとにあるようです。
中国の陰陽五行では万物を木、火、土、金、水の五つの属性に当てはめていくのですが、春を木、夏を火、秋を金、冬を水とすると、土だけ余ってしまいます。
そこで、季節の境目である立春、立夏、立秋、立冬の前18日を土に当てはめたとのことです。
また、「丑の日」は昔の暦で、昔は十二支になぞらえて日にちを区切っていましたので、12日ごとに丑の日が回ってきます。
土用は18日間あるので、2回丑の日が回ってくることもあると言うことです。
夏に2回丑の日があることもこれを知れば納得がいきます。
ウナギの旬は秋から冬といわれていますので、秋や冬の土用の丑の日もキャンペーンをはればもっと盛り上がるような気もしますが、その時期はもともと人気があるので敢えて強調することもないと言うことだったのでしょう。
今年も昨年以上に暑い夏になりそうですので、ウナギを食べて暑さに負けないようにしたいと思います。
2023.07.18
夏の花-オオギバボウシ
早くも7月も後半に入ってしまいました。今年は雨がひどい地域と暑さがひどい地域と2分されています。
この週末は東北で線状降水帯が出現とのことで覚悟していました。
実際には秋田はものすごい雨で市街地が水に浸っていましたが、一方で山形は良い天気でかなり暑い日々でした。
秋田の被害は尋常ではなさそうで驚きました。
さて、今回の花は「オオバギボウシ」です。
あまり聞き慣れない名前ですが、「うるい」といえば聞き覚えもあるのではないでしょうか。
オオギバボウシの若葉をうるいと呼び、山菜料理としてもよく顔をだします。
酢味噌で食べることが多いイメージでしたが、天ぷらなどにしてもおいしく、いろいろな料理になるようです。
リュウゼツラン亜科ギボウシ属の多年草です。
蕾が欄干の擬宝珠に似ているので大葉擬宝珠というようです。
北海道から九州までと広く分布していますので、あちこちの庭や街路樹の根元などで見かけます。
銀山温泉に行ったときに川沿いに沢山生えていてきれいに思ったことを思い出します。
大きめの葉の中央に50-100cmのまっすぐな茎がのび、その先に薄紫のきれいな花を何個も咲かせます。
去年はなぜか横に伸びましたが、今年は縦に伸びてくれました。
伽羅の根元に大きな水芭蕉のような葉の中心に花がのびています。
医院の入り口からもぎりぎり見えるのではないでしょうか。
風が強かったからでしょうか?
- 1 / 1