ブログ
2023.05.06
春の草花-スミレ
昨日はこどもの日でした。
当院の前の通りでは働く車が大集合していました。
天気も良く久々のイベントということで賑わっていたようです。
今回はスミレです。庭の西側に生えている樫の木の根本に咲いています。
3-5月頃に紫色の小さな紫色の花を咲かせる春の代表的な花の一つです。
春の季語としても扱われ、日本人に親しまれてきました。
語源は大工さんの使う「墨入れ」に形が似ているからということですが、墨の黒い色からは想像できないきれいな色ですね。
スミレは沢山の種類(150種類以上と言われているようです。)があって正式に同定するのは難しいですね。
当院に咲いているものは「マルバスミレ」ではないかと思われます。
日本では本州、四国、九州に分布し、北限が青森、南限が屋久島まで存在するようです。
北海道には咲かないんですね。知りませんでした。
スミレの花は砂糖漬けにしたり、葉を天ぷらにしたりするようですが、根には毒を含む種も有るようで注意が必要です。
この後、種子がなりますが、種にはエライオソームと呼ばれる蟻などが好む成分が付着しており、これにより蟻などの生物に遠くまで運んでもらって増えていくようです。
生きていく工夫が独特で面白いですね。