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2023.04.17
春の花-スイセン
暖かくなったと思いましたが、風が強く冷える日が続いています。
さて、今回はスイセンです。
せっかく黄色い花を咲かせたのですが、風で倒れてしまっていました。
少しかわいそうです。
ヒガンバナ科の花ですが、ヒガンバナとは大きく印象が異なります。
6枚の花弁に見える部分は、上3枚が花弁で下3枚は萼になります。
雄しべと雌しべを囲む筒状の部分は副花冠と呼ばれています。
英語名はNurcissus(ナルキッソス、ナルシス)とよびます。
ギリシャ神話の美少年の名前です。
水に映った自分の姿に恋をして花に変わってしまう、という話で、この花がスイセンとされているようです。
よく見る花ですが、毒草で食べると30分以内に嘔吐、下痢、頭痛がおきて、ひどくなると意識消失も起こってきます。
この時期になるとスイセンの中毒のニュースがでてきます。
花が咲いていればわかりやすいのですが、葉っぱだけだとニラに似ているので、間違われて食べてしまうようです。
匂い(スイセンは匂いなし)や、球根の有無(スイセンは球根あり、ニラは球根なし)で見分けられます。
採取するときははさみで切らずに根っこから引っこ抜くとわかりやすいようです。