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2022.05.21
春の花-ゴウダソウ
日中と朝の気温差が大きい日が多いですね。
寒暖差が大きいと体調が崩れることも多いので気をつけてください。
今回は「ゴウダソウ」です。
あまり聞かない名前と思いますが、実を見るとわかる人も多いかもしれません。
私も去年までは大判草と思っていました。
漢字で「合田草」と書き、明治に日本に種子を持ち込んだ「合田清」さんの名前に由来するようです。
他にギンセンソウ(銀扇草)やギンカソウ(銀貨草)と言った名前があり、いずれも特徴的な実の外観からつけられました。
英語でもルナリアと呼ばれ、これも実が月に似ているからのようです。
やはり、昔から実がみんなの印象に残るようですね。
花はあまり記憶に残らないようですが、実はアブラナ科の植物です。
紫色の花弁が4枚並んで茎の先に浮かび上がっています。
背丈も高く60-90cmほどに育つようです。
花が咲いた後は楕円形の種が入った実ができます。種が落ちた後に隔壁だけが残ります。
この隔壁が銀色や金色にみえてキラキラ光ります。
風になびくとシャラシャラと秋を感じさせるような涼やかな音がなります。
日に照らされると、本当にとてもきれいで、昔の人が銀や月の名前をつけたのはとても納得がいきます。
元々イタリアの植物で、地中海の強い日差しの中に輝いている姿を想像するとたまりませんね。
イタリアでのゴウダソウもいつか見てみたいものです。