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2021.10.17
秋の草花-フジバカマ
急に冷えてきましたね。
暖かくして体調を崩さないようにしましょう。
秋も深まってきて、今年もフジバカマが咲きました。
秋の七草の一つで白っぽい小さなかわいらしい花がたくさん集まって咲いています。
春の七草に比べるとメジャーではないかもしれませんが、ハギ、ススキ、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウの七つです。
万葉集にある山上憶良の歌からとられており、
「秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七草の花」
「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」
の歌からとられています。
今まで朝貌は朝顔と思っていたのですが実は諸説あり、朝顔、昼顔、ムクゲ、桔梗といわれているようです。
なかでも桔梗が定説のようです。
そんな昔から秋の草として親しまれてきた藤袴ですが、花の色が藤に似て(花弁は白ですがつぼみが藤色)、形が袴に似ていることからこの名前になったようです。
乾燥すると桜餅のような香りがするようです、今度試してみたいですね。
昨年も書きましたが、実は環境省のレッドリストに載っており、準絶滅危惧種に指定されています。
護岸工事などにより数が減ってしまったようです。
昔から日本にいる植物、大切にしていきたいですね。