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2021.05.04
春の花⑨-ゴウダソウ(ルナリア、銀貨草)
GWも折り返し地点をこえました。今日はいい天気で、日差しが暖かかったですね。
今回はゴウダソウです。
あまり聞き慣れない名前かもしれませんが実をみれば、「ああ、あれね。」と思う人もいるでしょう。
私も大判草の名前で認識しており、正式名称が他にあることを知りませんでした。
調べてみるとゴウダソウ(合田草)の他にギンセンソウ(銀扇草)、ギンカソウ(銀貨草)といった名前があるようで、後者二つは特徴的な実の外観からとられているようです。大判草はあまり載ってなく、俗称のようですね。
英語ではルナリアと呼ばれています。これも由来は実の外観が月に似ているからのようです。
ゴウダソウという名前は明治にフランスから日本に種子を持ち込んだ「合田清」さんに由来するようです。
花の形も似ているのでみてわかるかもしれませんがアブラナ科の植物です。
花は紫色の花弁が4枚並んでおり、茎の先端に密集しています。背も高く、東北地方では60-90cmほどになるようです。
その後楕円形の種が入った実ができます。種が落ちた後に隔壁だけが残りますがこれが銀というか金というかキラキラしていてきれいなんですよね。
たわわになるとシャラシャラと風になびいています。
とてもきれいで銀貨とか銀扇といった名前がつくのもうなずけます。
もともとはイタリアに自生していた植物で、フランスを経由して日本に入ってきたのですね。イタリアの景色によく似合いそうです。
残念ながら今回は花だけの紹介になりますが実がなったらまた写真を載せようと思いますので秋が楽しみです。