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2021.04.25
春の花⑥
4月も終わりに近づきもう少しでGWになろうとしています。
残念ながら今年も外出はひかえなければならないようですが、現状を考えると仕方ないのでしょうね。
山形市も5月26日から開業医での接種が始まる予定です。
当院は原則コールセンターでの予約をとっていただく形にしておりますので予約が始まった場合にはまずコールセンターへお電話していただければたすかります。
さて、当院の庭もかなり賑やかになってきました。
今回御紹介するのはシャクナゲです。
シャクナゲも日本に広く分布する春の代表的な花であちこちでシャクナゲ祭りなども開かれています。
高山でも豪華な花を咲かせて目立ちますので登山をする人にもお馴染みかもしれませんね。
もともとは高山地帯に育つ植物でなかなか目にすることができないことから、手の届かない「高嶺の花」と表現されます。
ツツジ科ツツジ属ということでツツジの仲間です。
白や赤系統の花が多く、当院のものも中間のピンクで優しい感じがします。
漢字では「石楠花」、もしくは「石南花」と書きます。石の間に生え、南を好むことからつけられたという説や、中国にある「石南」と同一とされてしまったため、という説があります。
庭に生えている状態では「石」のイメージはないかもしれませんが、山の上で岩と岩の間に根をはってしっかりと体をささえ、可憐な花を咲かせる姿をみると「石」という字がつくのは納得してしまいます。
植物の力強さが感じられる名前です。
一方では有毒植物という側面もあり、葉にグラヤノトキシンなどの痙攣毒をもち、食べると吐き気や下痢、呼吸困難を起こすようです。
前述した「石南」は漢方で使用される植物ですので間違えると大変なことになるようです。
気をつけましょうね。